初めて管理職についたら、張り切ってしまいますよね。
その反面、マネジメントって何をどうしたら良いのか、迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は管理(マネジメント)職の仕事内容についてご紹介したいと思います。
企業におけるマネジメントとは?
企業におけるマネジメントとは、「組織を管理、運営する」ことです。
有名な経営学者であるピーター・ファーディナンド・ドラッカーは、
マネジメントを「組織に成果を上げさせるための道具、機能、機関」と定義しています。
マネジメントを行うマネージャー、すなわち管理職は、「組織の成果に責任を持つ者」ということです。
管理職の基本的な仕事
管理職は、組織の成果(目標の達成)を最大限に高めることが求められます。
そのために必要な仕事内容について、みていきましょう。
プランの立案
与えられた業務目標達成のために、いつ、何を、どのような方法で、誰が行うのかプランを立案します。
そして、部下の適性を活かせるように配慮して仕事を割り当てます。
プランの立案は管理職だけで行うのではなく、できるだけ部下の意見を取り入れ、
経費面(金)や達成道具・手段(物資)にも配慮して行うことが求められます。
部下の目標設定
部下それぞれの目標設定をします。
どの方向へ、どの程度力を伸ばすのか、育成目標を設定し、
その目標に沿った役割分担をすることで、業務目標の達成にも近づきます。
また、明確な目標を示し、それに適した仕事を与えられることで、部下はより力を発揮できるようになります。
企画内容の遂行と調整
プランの実行に入ったら、それが予定通りに遂行されているかを確認し、必要に応じて調整します。
予定に遅れはないのか、部下それぞれが与えられた役割をしっかりと果たせているか、
予算内に収まっているかなど、全体を管理する必要があります。
部下への適切な指導
部下が自分の与えられた役割を果たせていない場合は、助言をし、その業務をサポートします。
また、ただサポートするだけではなく、自分自身で考え、成長するように促す必要があります。
さらに、身体的、精神的に無理をしないよう部下の様子にも気を配り、話を聞いたり、休みを取るよう促したりして、
部下の心身の健康状態を良好に保つことも大切な仕事です。
部下を評価・フィードバック
随時行う指導の他に、定期的な評価やフィードバックの機会を設けます。
評価やフィードバックは一方的に行うのではなく、部下の考えや意見を聞き、課題を共有する機会です。
また、改善ポイントを認識してもらうだけではなく、部下の考えや性格を理解した上で動機付けをしましょう。
そして意見や課題を共有することができれば、信頼関係が高まり、今後の成長にもつながります。
部下が成長することで、組織全体の力が高まり、より高い成果を上げることができるでしょう。
プランそのものを改善
初めのプランをこのまま推し進めても業務目標を達成できない可能性が出てきた場合、そのプランそのものを改善します。
プランをただ実行するだけでは、ただの進行役です。
管理職には常に業務目標を見据え、組織全体が最適な状態で目標に向かって進めているのかをチェックし、
時には大きく方向転換をすることが求められています。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、
業務を継続的に改善することを、その頭文字をとってPDCAサイクルと言います。
メンバーとしてPDCAサイクルを回して業務を行なっていた方もいると思いますが、
管理職は組織全体のPDCAサイクルを回して、組織として成果を上げることが仕事なのです。
他にもある!管理職の仕事
会社の経営理念やルールを部下に伝える
管理職になると、一つの組織をマネジメントすることになりますが、その組織はまた会社に属しています。
そのため、自分の組織だけで完結するのではなく、会社の経営理念やルールを正しく部下に浸透させるのも大切な仕事です。
部下を守る
内部組織や外部組織から、部下が何かしらの攻撃を受ける可能性もあります。
そんな時、管理職は部下を守るというスタンスを忘れないようにしましょう。
組織の団結力を高める
組織は、管理職と部下だけの関係性で成り立っているわけではありません。部下同士の関係性も重要です。
部下同士の横の繋がりをいかに強くし、相乗効果で組織の力を高められるかが管理職の腕の見せ所と言えます。
セルフマネジメント
管理職になれば、これまで管理してくれていた人がいなくなり、自分で自分を管理する必要が出てきます。
いわゆる、セルフマネジメント力をつける必要があるということです。
セルフマネジメントとは、目標達成のために、自分自身のタスクを管理したり、モチベーションを維持したりすることです。
ストレスとどう向き合うかも鍵となるでしょう。
最後に
管理職の仕事内容についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
組織を管理する管理職は、人を動かす立場です。
そのためリーダーシップはもちろん、
一人のメンバーとして働いていた時よりも高い視座で物事を見て判断をするなど、高い能力が求められます。
管理職になってすぐはなかなかうまくいかないこともあると思いますが、
組織、そして自分と向き合い、組織とともに管理職として成長していってくださいね。
おすすめ資料ランキング
【著者・監修者企業】
弊社はパソコン周り、オフィス環境、法律の改正、コスト削減など、ビジネスに関わるお困りごとの解決策を提供する当サイト「ビジ助channel」を運営しています。
資格
一般建設業 東京都知事許可(電気通信工事業):(般-4)第148417号
古物商 東京都公安委員会許可(事務機器商):第304361804342号
労働者派遣事業 厚生労働省許可:派13-316331
小売電気事業者 経済産業省登録:A0689
電気通信事業者 総務省届出:A-29-16266
媒介等業務受託者 総務省届出:C1905391
関連SNS
- トータルサポート
-
-
- オフィス環境
-
-
- 目的別で探す
- ネットワーク環境
-
-
- 環境サービス
-
-
- 目的別で探す
- Webプロモーション
-
-
- 3Dソリューション
-
-