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お役立ち記事

2020-09-11 09:00:59

企業側から見たリモートワークのメリットとデメリットとは?

リモートワーク

 

新型コロナウィルスが流行したことにより一気に増加したリモートワークには、
働く側だけでなく企業側にもメリットがありますが、その反面、デメリットも出てきます。
ここでは企業側のメリットとデメリットをご紹介させていただきます。

企業側の4つのメリット

①コスト削減

従業員の出社回数が減るため、会社で必要な備品や光熱費、さらには社員の交通費も削減されるため、
企業の負担が大きく減ります。リモートワークが一般的な働き方になれば、
企業は大きなオフィスを構える必要もなくなり、それによって家賃や固定資産税を削減することも実現できます。

②人材確保

出社が必須の働き方では、結婚、出産などを機に優秀な人材が退職するというケースが多くありましたが、
リモートワークが可能となれば自宅にいながらでも仕事ができるため、
退職せずに働き続けられる人が増え、自分なりの働き方ができるようになります。
また、通勤できる範囲に住んでいる人材しか採用できなかったのが、
遠方に住んでいる人も採用できるため、より良い人材確保が実現できます。

③業務生産性の向上

オフィスで業務をしていると、不要な電話や会話に時間を費やされ、
業務のスピードが落ちたり、集中できなかったりすることがあります。
しかし、リモートワークであれば自分の業務に集中することができるため、業務の生産性が向上します。

④企業ブランドやイメージが向上

現在、日本でリモートワークに取り組んでいる企業が約2割。
もともと1割程度だったものが、緊急事態宣言の間には3割程度まで増加し、今に落ち着いているような状況です。

新型コロナウイルスの影響で増加はしていますが、
それでも、まだまだ世界的に見ると、日本のリモートワーク導入の割合は非常に少ないと言えます。
その中で、リモートワークを導入していることは、先進的な企業としてブランドイメージも上がるうえ、
社員の働きやすさを重視してくれる企業として、
人生の節目でもやめることなく長く働ける人気企業として新入社員も増えることでしょう。

企業側の3つのデメリット

①勤務管理を見直す必要が出てくる

リモートワークは、社員が社内以外で働くことが多くなり、
いつ、どのように仕事をしていて、いつ休憩をとり、何時に退勤しているかなど、把握するのが大変ですよね。
また、在宅勤務の時に起きたトラブルなどに対して労災保険が適用されるのかどうかなど、
企業の労務管理体制や制度を見直す必要が出てきます。

ここで重要となるのが、リモートワークをする社員は

自己管理、すなわちセルフマネジメントが必要となる
ということです。
1人で仕事をしなければならないシーンが多くありますので、
仕事に対するモチベーションも常に高く維持するためにも、自分をマネジメントしなければなりません。
仕事に対して物理的、かつ心理的ハードルが上がるのも事実ですが、
これからの時代は社内で同僚と働いている場合でも、各社員のセルフマネジメントは重要です。
リモートワーク導入を機会に、社員それぞれのセルフマネジメントの向上も図れるのではないでしょうか。

②コミュニケーションが希薄になる

社内での日常的な同僚や上司とのコミュニケシーションがなくなることにより、
関係性が薄れてしまったり、各社員が孤独感を感じてしまったりすることがあります。
また、休憩時間にランチをしながら同僚と話してストレス発散をしていた人もいたでしょう。
その何気ない時間もなくなり、常に1人で過ごさなければなりません。
ずっとパソコンに向かって仕事をしていると、1日言葉を発しない日があったり、
または休憩時間も仕事をしてしまったり・・・ということもあるかもしれません。

リモートワークであっても、上司は部下としっかりコミュニケーションをとり、
ストレスを抱えていないか、何か不満に思っていることはないか、
マンネリになってないかなどを確認しながら、こまめに発散させてあげることが重要となります。

③セキュリティー管理の見直しの必要が出てくる

リモートワークでは、社外で社内の情報が見られてしまうため、セキュリティを今一度強化する必要があります。
一般的には、テレワークを導入する企業ではクラウドを活用します。

インターネット上での在宅勤務でも安全にアクセスできる環境で、かつ外部からの不正なアクセスを防ぐために、
ゼロトラストを前提に多要素認証とアクセス制限を行い、高いセキュリティを実現するクラウドに変更しましょう。

ゼロトラストとは、厳しい ID 検証プロセスに基づいたネットワーク・セキュリティ・モデルのこと
です。
認証や許可を受けたユーザーおよびデバイスのみがアプリケーションやデータにアクセスできます。
さらに、アプリケーションやユーザーをインターネット上の高度な脅威から保護します。
不正なアクセスにより、情報漏えいしてからでは取り返しがつきません。
リモートワークを導入するにあたって、まずはクラウドの選択を重視することをお勧めします。

まとめ

リモートワークにはメリットが多いイメージがありますが、何事にもデメリットが出てきてしまうのは仕方がありません。
ですが、デメリットともうまく付き合っていき、一つ一つぶつかる壁を改善していけば、
とても働きやすい環境ができるはずです。
企業のために、社員のために、リモートワークの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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