電気料金の高騰が続いており、国内の中小企業が大きな打撃を受けています。
さまざまな節電対策を講じても、劇的に変えるのは難しいでしょう。
しかし、「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、少しずつ節電を重ねることで、最終的な電気料金は抑えられます。
その一つが業務用コピー機・複合機になります。
今回は、業務用コピー機・複合機の消費電力に関する基礎知識や、節電のコツをご紹介しましょう。
高騰し続ける電気料金
新型コロナウイルス感染拡大が始まった2020年9月以降、個人・法人における電気料金の高騰が続いています。
「一般社団法人エネルギー情報センター」が運営するWEBサイト「新電力ネット」によると、低圧(従量点灯)の電気代は2020年9月から2022年12月の約年間で、151%増加したことがわかりました。
単純計算で、電気料金が約1.5倍に跳ね上がったのは、一般家庭や小規模事業者にとって死活問題でしょう。
また、電気には、主に法人が利用する業務用機器向けの高圧もあります。
同期間の電気料金の推移をみると、約200%高騰していることがわかりました。
同じく特別高圧の電気料金は約209%まで高騰しており、個人・法人問わず、電気料金の値上げは致命的な状態にあります。
複合機の消費電量の種類
オフィスではさまざまな機器が業務に利用されます。
コピー機・複合機も例に漏れず、オフィスワークに欠かせない業務機器です。
一方で、コピー機・複合機は多用する分、消費電力が大きく、電気料金高騰の観点からも無視できません。
そこで、コピー機・複合機における消費電力の基礎知識を解説します。
動作平均電力
コピー機・複合機における動作平均電力は、「機器が稼働している間に継続的に使用する電力」のことです。
コピーや印刷中であれば、常に動作平均電力が消費されます。
基本的な動作平均電力は400~600W程度であり、この数字だけみると、コピー機・複合機の消費電力はそう大きく感じないでしょう。
最大電力
最大電力とは、「電力をオンにしたとき」など、もっとも消費電力が大きくなる際の最大値を意味します。
機種によるもの、1100~1500Wは必要です。
非常に電力を消費するため、頻繁に電源をオン・オフするのは避けた方がいいでしょう。
待機電力
待機電力は、電源オンあるいはスリープ状態において生じる消費電力のことです。
一般的な業務用コピー機・複合機は、数十分放置すると自動的にスリープモードへ移行するように設定されています。
スリープモードへの移行時は0.5W程度の消費電力がかかりますが、微々たるものであり、気にする必要はないでしょう。
なお、スリープモードへ移行する秒数はコピー機・複合機側で設定可能です。
節電の観点では、短時間でスリープモードに移行するよう設定するのが望ましいです。
コピー機・複合機のTEC値とは?
実際のコピー機・複合機における消費電力は、「TEC値(Typical Electricity Consumption)」と呼ばれる「標準消費電力」で把握できます。
TEC値は通常、「その機器の1週間あたりの平均消費電力」を意味し、単位はkWhです。
たとえば、TEC値が1.5 kWhの場合、「1週間あたりの平均消費電力は1.5 kW」となります。
新しくコピー機・複合機を導入する際、TEC値から消費電力の目安を考えるといいでしょう。
業務用コピー機・複合機においては、TEC値2 kWh前後の機種が多く見られます。
一方で、ハイスペックカラー複合機の場合、6 kWhを超えることもあります。
書類の印刷やコピーなど、一般的な社内業務用のコピー機・複合機であれば、TEC値はできるだけ低いものを選ぶのがおすすめです。
一方で、複合機を用いたカラー写真現像などを行う場合、TEC値よりも印刷品質や利便性を重視する傾向にあります。
業務内容や印刷品質、用途に合わせて選ぶことが大切です。
コピー機・複合機の電気料金を節約するコツ
ここでは、業務用コピー機・複合機の電気料金を節約するコツを解説します。
節電モードやスリープモードを活用する
上記の通り、スリープモード(節電モード)の積極的な活用をおすすめします。
一般的なコピー機・複合機は、スリープモードと待機状態、稼働状態を行き来するものです。
そのため、基本的に主電源を落とす必要がありません。
節電を目的に、頻繁に主電源を落とす人もいますが、消費電力を考えると逆効果です。
スリープモードへの移行時間を短くするなどして、できるだけ消費電力を抑えるよう工夫しましょう。
最新モデルに入れ替える
最新の業務用コピー機・複合機の中には、消費電力を限りなく抑えた機種が登場しています。
電気料金高騰の影響もあり、近年は特に消費電力の低さを売りにした機種が多い印象です。
たとえば、最新機種の中にはTEC値0.23 kWhなどのモデルも見られます。
ただ、TEC値のみにフォーカスしては、実質的な消費電力は把握できません。
動作平均電力、最大電力、待機電力などから総合的に判断し、自社に最適な業務用コピー機・複合機を導入する必要があります。
その場合、コピー機・複合機のコスト削減において、豊富な実績を有する「ビジ助」に相談してみましょう。
「ビジ助」では、貴社のニーズを丁寧にヒアリングした上で、節電や消費電力にフォーカスした最新機種をご提案します。
まとめ
コピー機・複合機は業務上欠かせない機器ですが、相応に運用コストもかかります。
特に電気料金が高騰する今、節電効果の高いコピー機・複合機を導入することが、ランニングコスト削減に繋がるでしょう。
本記事の内容を参考に、効率的な節電方法を模索してみてはいかがでしょうか。
スターティアでは、「コピー機・複合機」の導入や保守サポートから、ワンクリックで気軽にコピー用紙が注文できる、「お安くビジ助(コピー用紙)」まで、コピー機・複合機関わる幅広いサービスをご提供しています。ぜひご活用ください。
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資格
一般建設業 東京都知事許可(電気通信工事業):(般-4)第148417号
古物商 東京都公安委員会許可(事務機器商):第304361804342号
労働者派遣事業 厚生労働省許可:派13-316331
小売電気事業者 経済産業省登録:A0689
電気通信事業者 総務省届出:A-29-16266
媒介等業務受託者 総務省届出:C1905391
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