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お役立ち記事

2021-02-09 14:45:52

ビジネスメールの締めに悩む人必見!様々な例文を紹介します

ビジネス

 

ビジネスメールの締めの文を考えていて、なんだかしっくりこないけど、
とりあえず「よろしくお願いいたします。」と書いてしまっている人はいませんか?
自分が違和感を感じているのであれば、受け手も同じような違和感を感じてしまう可能性は高いです。
締めの文のバリエーションを知っておくことで、できるビジネスマンに一歩近付きましょう!

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締めの文はなぜ必要か

そもそも、メールにおいて締めの文は必要でしょうか。
答えは「Y E S」です。メールの締めの文章はマナーだと理解しましょう。
もちろん、相手によってはなくても良いと考える人もいると思いますが、締めの文がないメールは素っ気ないと感じたり、
丁寧さに欠けると感じたり、マイナスイメージを持つ人が一定数いるのは確かだからです。
特に上司や取引先の方にメッセージをお送りする場合には、適切な締めの文を入れることを心掛けましょう。

メールの締めの文には、基本的に思いやりの心を込めます。
適切な締めの言葉は、相手に良い印象を与え、良い信頼関係を築くことにつながります。

頻繁にやり取りをする相手であれば、相手のメール文面の特徴が見えてくると思います。
少し高度ではありますが、その特徴に合わせてメールの文調、始まりや締めの文の有無などを使い分けても良いと思います。

締めの文の選び方

送る相手に合わせる

まず、送る相手が誰であるかを考えます。
同僚や後輩に送るときに、あまりに丁寧な締めの文では違和感がありますし、
逆に上司に対して、シンプルすぎるものや外部の人間に向けたような締めの文も違和感があるでしょう。
また、取引先に対しては、より丁寧な文が求められることもあります。

文の始まりと終わりのバランスを考える

文には、「です」と「でございます」、「します」と「いたします」といったように、丁寧さにも程度の違いがあります。
また「いつもお世話になっております。」と「平素は格別のご愛顧を賜り心から感謝申し上げます。」では
格が異なっていることがわかるでしょう。
文頭と文末で、この程度が異なっていると、文章全体がアンバランスになってしまいます。
文頭と文末を揃えることで、バランスの良い文章になります。

締めの文に関して知っておきたいこと

ビジネスメールでも締めの文の後に「追伸」が可能

社内の人間や親しい間柄の相手に限られますが、
「相手に対する心遣いや健康への気遣いを表現したいとき」や
「食事に誘うとき」であれば、ビジネスメールであっても「追伸」が可能です。
ただし2〜3行程度までにしておきましょう。

クッション言葉を活用する

対面コミュニケーションでも役に立つクッション言葉は、メールでも活用できます。
「お手数をおかけしますが」「大変恐れ入りますが」などのクッション言葉を締めの文に加えることで、
謙虚な印象を与えることができます。

「取り急ぎ」はあまり使わない方が良い

「取り急ぎ」という言葉は「本来は丁寧にお礼やご報告をすべきところ申し訳ありません」と気持ちを込めたものではありますが、
「とりあえず急いで書きました」という意味合いもあります。
そのため、受け手に対してこちらの多忙をあえて伝えているようにも感じられるため、
目上の方に対して使うのは避けた方が良いでしょう。
また、丁寧な本文を書いているにもかかわらず、「取り急ぎ」という締めの文を使うことにも違和感があります。

もし同様の意味合いを込めたい場合は、
「略儀ではございますが、まずはメールにてお礼を申し上げます。」「メールにて恐れ入りますが、まずはお礼申し上げます。」
といった表現に言い換えても良いですね。

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<状況別>締めの文章例

基本のフレーズ

・よろしくお願いします。
・よろしくお願いいたします。
・引き続きよろしくお願いいたします。
・以上、よろしくお願いいたします。
・今後ともよろしくお願いいたします。
・どうぞよろしくお願いいたします。
・以上、ご連絡いたします。

「よろしくお願いいたします。」が最適な場面も、もちろんあります。
ただし常に「よろしくお願いいたします。」では機械的な印象を与えてしまいますので、
いくつかのバリエーションを持つようにすると良いですね。

より丁寧な基本フレーズ

・何卒よろしくお願いいたします。
・今後ともよろしくお願い申し上げます。
・今後ともご指導を賜りますようお願い申し上げます。
・今後も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
・今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

お願いをする場合

*書類を添付したときなど
・ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
・ご査収のほど、よろしくお願い申し上げます。

*協力・対応を依頼したとき
・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
・お力添えのほど、よろしくお願いいたします。
・急なお願いで恐れ入りますが、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
・お忙しいところ恐縮ではございますが、ご対応いただきますようお願いいたします。
・ご多忙中お手数をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
・お取り計らいくださいますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

*検討を依頼したとき
・ご一考いただけますと幸いです。
・ご検討いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

*急ぎの依頼をしたとき
・早急にご対応頂きますよう、お願い申し上げます。
・早急に善処していただきますよう、お願い申し上げます。

*無理を言って依頼したとき
・大変ご無理を申し上げて恐れ入りますが、ご対応のほど何卒よろしくお願いいたします。
・誠に勝手なお願いで恐縮ではございますが、よろしくお願い申し上げます。

謝罪をする場合

・この度は、大変申し訳ございませんでした。
・この度は何卒ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。
・この度は、ご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございませんでした。
・本来なら直接伺いお詫びすべきところ大変恐れ入りますが、まずはメールにてお詫び申し上げます。
・多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
・この度の件につきまして、謹んでお詫び申し上げます。
・ご迷惑をおかけしましたことを、深く反省しております。

謝罪に関するメールの場合は、文の初めにお詫びをし、締めの文でもお詫びを伝えるようにしましょう。

感謝を伝える場合

・誠にありがとうございました。
・本当にありがとうございます。
・心より感謝申し上げます。
・厚く御礼申し上げます。
・ありがたく御礼申し上げます。
・ご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
・日頃は何かとお心遣いをいただき、深く感謝いたしております。

お断りする場合

・またの機会がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
・ご期待に沿えず恐れ入りますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
・今回は承ることができず申し訳ございません。ご了承くださいますようお願い申し上げます。
・ご寛容くださいますようお願いいたします。
・ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

返事・返答をする場合

・以上、ご回答申し上げます。
・以上、ご説明申し上げます。
・ご返事申し上げます。

返信・返事が欲しい場合

・ご連絡いただきますようお願い申し上げます。
・ご連絡をお待ちしております。
・お手数をおかけしますが、ご返信いただけますと幸いです。
・お手数ですが、ご一報いただければ幸いです。
・ご多忙中恐れ入りますが、至急ご連絡いただきますようお願い申し上げます。
・お忙しい中恐れ入りますが、取り急ぎのご返事をお待ちしております。
・この件につきまして、折り返しご返事をお願いいたします。
・ご多忙の折、大変恐縮ですがご回答いただければ大変助かります。
・ぜひご返信賜りますようお願い申し上げます。
・ご教示いただきますよう、お願い申し上げます。
・ご教授いただけますと幸いです。
・ご教授いただけますと幸甚に存じます
・恐れ入りますが、本件について〇月〇日(〇)までにご回答いただきますようお願いいたします。
・ご確認のうえ、〇月〇日(〇)までにご返信いただけますと幸いです。
・お手数ですが、〇月〇日までにご返事を頂戴できれば幸いです。

繁栄を祈る場合

・末筆ながら、貴社の一層のご発展を心よりお祈りいたします。
・末筆ながら、御社の一層のご繁栄をお祈りいたします。
・末筆ながら、貴社のより一層のご隆盛を祈念いたします。
・〇〇様のますますのご活躍を心よりお祈りいたします。

健康を祈る場合

・末筆ながら、皆様のますますのご健康をお祈りいたしております。
・ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
・〇〇様にはどうぞお健やかにお過ごしくださいますようお祈りいたします。
・お体をお大事にしてください。
・時節柄、より一層のご自愛のほどお祈りいたします。
・お体にお気をつけてお過ごしください。

季節の挨拶をする場合

*春の挨拶
・麗らかな春の季節、心穏やかにお過ごしください。
・早春の息吹を感じる季節、新天地での更なるご活躍を心よりお祈り申し上げます。
・朝夕の寒暖差が激しい時節柄、ご自愛くださいませ。

*夏の挨拶
・暑さ厳しき折、お体にお気を付けてお過ごしくださいませ。
・猛暑の折、くれぐれもご自愛くださいませ。
・猛暑が続く日々ではございますが、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
・いよいよ暑くなりますので、一層のご健勝をお祈り申し上げます。

*秋の挨拶
・夏の疲れが出やすい時節です。お風邪など召されませんようお気を付けください。
・秋冷の折、くれぐれもご自愛くださいませ。
・残暑厳しい折ではありますが、体調など崩されませんようお気を付けくださいませ。
・秋の風景が見事な昨今、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

*冬の挨拶
・寒さ厳しき折、くれぐれも風邪にはご用心ください。
・日毎に寒くなりますが、お風邪など召しませんようご自愛のほどお祈り申し上げます。
・厳冬の折、ご健康にお気をつけてお過ごしください。

*年末の挨拶
・年末でお忙しい時期かと存じますが、お体に気をつけて、どうぞ良いお年をお過ごしください。
・本年も大変お世話になりました。どうぞ良いお年をお迎えください。
・来年も本年同様、変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い致します。

*年始の挨拶
・本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
・本年も変わらぬご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
・どうぞ、変わらぬご愛顧を持って、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

季節の挨拶は、時期だけではなく実際の気候などに適したものをチョイスする必要があり、少し難易度が高いかもしれません。
初めは、「時節柄、ご自愛のほどお祈りいたします。」といったような、
季節を問わない文を使うことからスタートしても良いでしょう。

最後に

初めは、意識的に様々な締めの文を使っていきましょう。
何度も使っていれば、その場に合わせて最適な締めの文を選べるようになっていくはずです。
気の利いた文章でメールを締めることができれば、メール全体の印象がグッと良くなることでしょう。ぜひトライしてみてくださいね。


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