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お役立ち記事

2022-08-04 18:57:01

工場・倉庫で起こる犯罪とは?実施すべき防犯対策

工場・倉庫で起こる犯罪とは?実施すべき防犯対策

工場・倉庫が犯罪の被害にあうケースは少なくありません。

適切な防犯対策を実施し、犯罪を防止する必要があります。

この記事では、工場・倉庫で起こり得る犯罪の代表例や具体的な防犯対策について解説します。

有効な防犯対策のひとつである防犯カメラ設置のポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

工場・倉庫で起こる犯罪の例

具体的な対策について考える前に、まずは工場・倉庫で起こり得る犯罪の例について紹介しましょう。

窃盗・強盗

一般的に、工場や倉庫には高値で換金できるものが多く保管されています。

そのため、窃盗や強盗のターゲットになることは少なくありません。

夜間の侵入などには、十分に警戒する必要があります。

以下は、工場や倉庫で盗まれやすい資材の代表例です。

 

  • 原材料

工場・倉庫に保管している原材料は、換金性の高さから窃盗・強盗の被害にあう可能性があります。

金属や線材などが代表例です。

また、燃えやすいものや毒物は別の犯罪を目的とする侵入者に盗まれるケースがあります。

 

  • 車両

業務用の車両には特別な機能が備わっているため高価です。

窃盗のターゲットになりやすいため、管理を徹底する必要があります。

 

  • 機械

工場・倉庫には高額な機械が導入されています。

大胆にも、機械を盗もうとする犯罪者は少なくありません。

放火

燃えやすい資材を取り扱っている工場・倉庫の場合は、放火への警戒が必要です。

火災を引き起こす資材として、木材、タイヤ、産業廃棄物などのゴミが挙げられます。

いたずら

施設によっては不特定多数が出入りするため、入場者の管理が難しい場合があります。

そのため、不審者によるいたずらには警戒が必要です。

車両に傷を付けられる、施設内の落書き、といった軽微ないたずらから、機械の破壊など、業務に関わる申告な犯行も起こり得ます。

異物混入

食品を取り扱っている工場・倉庫の場合は、異物混入にも警戒が必要です。

食品衛生管理の不備によって異物が混入するケースもありますが、第三者や従業員が意図的に混入させる犯罪として起こることもあります。

異物が混入した食品を顧客に提供してしまった場合は責任を追及され、ブランドイメージに致命的な打撃を受けてしまうでしょう。

食品を取り扱っている工場・倉庫の場合は、特に警戒すべき犯罪のひとつです。

情報漏洩

盗まれる可能性があるのは、資材や機械などのモノだけではありません。

情報の換金性が注目され、窃盗の被害にあうケースもあります。

顧客データや取り引き先の情報、新製品企画情報などの機密性の高い情報は、漏洩を避けるため取り扱いに注意が必要です。

工場・倉庫における防犯対策の例

上記のような犯罪による被害を防ぐため、工場・倉庫には防犯対策が求められます。

工場・倉庫に防犯対策の例として、以下のようなものが挙げられます。

入退所管理の徹底

工場・倉庫内にいる人の動きを正確に把握することは困難です。

そのため、犯罪者を施設内に侵入させないための対策が求められます。

特に出入りする人数が多い工場・倉庫では、営業中の入退所管理の徹底は不可欠です。

具体的な入退所管理の方法として以下のようなものが挙げられます。

  • 入場時刻と退場時刻の記録
  • 入退場管理システムの導入
  • タイムカードの打刻

フェンスの設置

犯罪者の侵入を物理的に防ぐ方法として、フェンスの設置が有効です。

入り口を施錠しておけば、フェンスをよじ登らなければ侵入できません。

犯罪者は大きな音を立てることや目立つこと、犯行に時間がかかることを嫌うため、フェンスを設置しておくだけで犯罪の抑止力として機能します。

センサーが搭載されたフェンスだと更に防犯強化が可能です。

不審者がフェンスをよじ登ろうとするとセンサーが検知し、カメラやアラートを作動させます。

施設内に管理者がいない場合の防犯対策としても有効です。

侵入者検知センサーの導入

施設内に侵入者検知センサーを導入する方法もあります。

侵入を検知してアラートを鳴らすシステムを導入しておけば、音が鳴った時点で犯行を諦める侵入者が多いでしょう。

侵入を検知した時点で警備会社に通知され、警備員がすぐに派遣されるサービスもあります。

火災センサーの導入

放火などによる火災は工場・倉庫が復旧できないほどの打撃を受けることがあります。

万が一起こってしまった場合、迅速な対応が必要です。

火災センサーを導入しておくと、施設が火災によって甚大な被害を受ける前に対処できるケースがあります。

火災が検知され次第、消防署に自動で通報するシステムも一般的です。

木材、古タイヤなど燃えやすい資材を保管している施設は、特に火災センサーの導入が推奨されています。

防犯カメラの設置

防犯カメラの設置も一般的な防犯対策です。

万が一犯罪が起きた際も、記録している映像を警察に証拠として提出できます。

工場・倉庫に防犯カメラを設置するメリット

上記のとおり、防犯カメラの設置は工場・倉庫における有効な防犯対策です。

単に「犯行の様子を記録できる」というだけではなく、以下のようなメリットを期待できます。

侵入犯の抑止力として機能する

侵入犯にとって、背格好や服装を映像で記録されることは致命的です。

また、近年はイレギュラーな人物の侵入を検知して、管理者や警備会社に通報する防犯カメラもあります。

つまり、防犯カメラの存在は犯行の成功を大きく妨げます。

そのため、防犯カメラが設置していると気づいただけで、工場・倉庫への侵入を諦める侵入犯は少なくありません。

このことから、防犯カメラは万が一の際の映像を記録できるだけではなく、存在だけで犯罪の抑止力として機能します。

防犯カメラの存在を侵入者に気づかせるだけで、抑止力としての効果が期待できます。

そのため、重要な部屋にだけ本物の防犯カメラを設置しておき、そのほかの場所に多数のダミーカメラを設置しておくという方法もあります。

従業員の様子を監視できる

防犯カメラの設置には、防犯効果以外のメリットもあります。

たとえば、防犯カメラを設置することで勤務中の従業員の様子を確認できます。

工場・施設内のオペレーションでトラブルが起きた場合は、記録していた映像が問題の把握に役立つでしょう。

業務の非効率な点を把握し、是正していくためにも役立ちます。

また、「カメラを設置している」という事実が従業員に適度な緊張感を持たせ、勤務態度が改善される場合があります。

ただし、トラブルの原因にもなり得るため、防犯カメラの設置目的を社員にしっかりと周知しておくことは重要です。

企業が自社施設の様子をカメラで撮影すること自体は合法ですが、社員を撮影した映像については個人情報に該当するため、取り扱いには細心の注意が求められます。

さらに、工場・倉庫内の従業員にストレスを与えると、かえって業務効率が悪化する可能性があります。

映像をもとにして指導する際は、過度にストレスを与えないように配慮しなければなりません。

工場・倉庫における防犯カメラの設置ポイント

工場・倉庫に防犯カメラを設置する場合は、以下のようなポイントを意識することをおすすめします。

見える場所に設置する

上記のとおり、防犯カメラは設置しているだけで犯罪の抑止効果が期待できます。

犯罪者の侵入を防ぐためには、防犯カメラを目立たせることが大切です。

人目につきやすい場所に、優先的に防犯カメラを設置しましょう。

例として、入り口に防犯カメラを設置する場合は、外から確認できるような場所に設置すると侵入を防止する効果が期待できます。

その他、窓を覗いて外から確認できる場所など、侵入者への威嚇効果がありそうな場所には、積極的に防犯カメラを配置してください。

設置環境に応じたカメラを選ぶ

設置する環境によって最適な防犯カメラは異なります。

暗い場所に設置する場合は、暗所での撮影が可能な暗視カメラが必要です。

まったく光がない場所で撮影する場合は、赤外線カメラが必要になります。

また、屋外や工場内などの環境は、本来であればカメラのような精密機械の設置に適していません。

そのため、通常の防犯カメラを設置するとすぐに壊れてしまう可能性があります。

環境に合わせて防水・防塵性能が高い防犯カメラを設置しましょう。

広角カメラを使用し死角を作らないように徹底する

巧妙な侵入者の場合、カメラの死角をかいくぐって侵入してくるケースがあります。

そのため、死角を作らないように防犯カメラを設置するのが理想です。

しかし、一般的な施設と比較して敷地が大きい工場や倉庫では、死角を作られず防犯カメラを設置するのは簡単ではありません。

角度を自動的に変えて撮影できる首振り機能が搭載されたカメラや、ズーム機能が搭載されたカメラの導入を検討しましょう。

広い範囲を撮影したい場合は、広角カメラを導入するという選択肢もあります。

広角カメラとは、360度を撮影可能なカメラのことで、一般的にドーム型の形状となっており、天井に貼り付けて使用されます。

広い空間を撮影できるため、施設内に設置するカメラを少なくすることも可能です。

一方で、映像が歪んでしまう点がデメリットとして挙げられます。

詳細な映像を確認する必要がある場所には、別途個別のカメラが必要です。

また、遮蔽物の裏側については撮影できないため、隠れている場所には別のカメラを設置しなければなりません。

まとめ

工場・倉庫の防犯対策についてご案内しました。

高値で売却できる資材や機械などを狙い、工場・倉庫へ侵入してくる犯罪者は少なくありません。

いたずらや異物混入なども、業務が著しく滞ることになるため、警戒しなければならない犯罪です。

こうした犯罪のリスクがあることを念頭におきながら、何らかの防犯対策を講じる必要があります。

防犯カメラの設置は、工場・倉庫でも極めて有効な防犯対策です。

スターティアでは、「セキュリティカメラ」の導入を行っております。

工場・倉庫の防犯対策として、ぜひご活用ください。

 

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