企業における省エネの取り組みについて、2記事にわたってお伝えしています。
「企業における省エネへの取り組みとは①」では、省エネが普及している背景や省エネのメリット、中小企業が直面している課題について解説しました。
では、実際の企業では、どのような省エネの取り組みが実施されているのでしょうか。
また、現実的に取り組みやすい省エネについても、気になるところですよね。
この記事では、実際に取り入れられている、また、取り入れやすい省エネについて解説します。
企業が取り組んでいる省エネの内容
多くの企業が取り組んでいる省エネ活動の代表例をご紹介します。
初期コストが発生しない取り組みも紹介しますので、中小企業でも参考にしていただけるでしょう。
電気
電気の使用量は、業務用端末やOA機器のスリープモードを活用する、オフィスへの移動になるべく階段を使い、エレベーターの使用を控える、といった心がけで削減できます。
また、太陽光発電の導入や、電力使用量を可視化するシステムの導入はイニシャルコストが発生しますが、電気の省エネ施策として有効です。
空調
空調の省エネも、まずはコストがかからないものから実施してみましょう。
設定温度を季節に合わせて調整する、必要な場所にだけ冷暖房を使う、サーキュレーターを導入する、省エネ機能・スケジュール機能などを利用する、といった施策は低コストで実施できます。
高効率の空調への変更やデマンドコントロールの導入などはコストがかかりますが、大きな省エネ効果が期待できる取り組みです。
照明
照明の省エネは、まず必要のないときにこまめに消灯するというシンプルな取り組みから実施しましょう。
ほとんど照明を使わない場所であれば、電球を間引くこともおすすめです。
また、LEDへの切り替えはコストがかかりますが、将来的には大きな省エネ効果を生む取り組みです。
人の気配を察知して照明を点灯させる人感センサーの導入も検討しましょう。
省エネ診断
どんな省エネを実施したらいいかわからない事業者に対して、プロがアドバイスを行う省エネ診断のサービスが提供されています。
専門家が現在のオフィスの状況を観察したうえで、現実的に実施できる対策を案内してくれるため、省エネを実施しやすくなります。
利用できる補助金についても案内してくれるため、イニシャルコストの削減にもつながります。
省エネ補助金
各省庁が実施している補助金制度を利用して、省エネ設備導入のイニシャルコストを補填することも可能です。
税制を優遇する補助金や、低金利での融資を行う補助金もあります。
要件や申込み期限が定められていますが、返金不要な点が補助金の魅力です。
実施される補助金制度は毎年変わるため、省エネ設備の導入を検討している場合はその年の補助金を調べてみましょう。
省エネに取り組むうえでのポイント
省エネに取り組むうえでは、「具体的な方法がわからない」「費用対効果がわからずなかなか実施に踏み切れない」といった問題が考えられます。
以下のようなポイントを意識して、自社に合った省エネ活動を検討してみましょう。
使用しているエネルギーの可視化
まずは、現状使用しているエネルギーを正確に可視化することが大切です。
そうすることで、どこにエネルギー使用の無駄があるかが見えてきます。
省エネとは、無計画にエネルギー使用を削減することではありません。
無理にエネルギー使用を削減すると、業務に悪影響が生じ得ます。
最初の段階でエネルギー使用の状況を把握し、自社にとってどのような改善策が適切か検討しましょう。
設備導入計画の策定
わかりやすい省エネ効果を期待するうえでは、設備導入は避けられません。
大きな初期コストがかかるため、中長期的な設備導入計画を策定したうえで無駄のない導入を目指しましょう。
各設備の費用対効果を比較することで、導入の優先順位をつけることもできます。
オフィスでの具体的な省エネ活動
最後に、オフィスで実施できる具体的な省エネ活動をご紹介します。
簡単なものばかりなので、明日からでも始められるでしょう。
省エネの意識を共有する
まずは、省エネの意識をオフィスに根付かせることが大切です。
施策や設備だけでは、使用エネルギーの削減を実現することはできません。
省エネを実施することのメリットと意義を積極的に啓蒙しましょう。
日常的な業務のなかで従業員が省エネを思い出せるように、「こまめに電源をOFF」「階段を使おう」といったポスターを掲示することも有効です。
服装を変える
空調による電力消費を減らすためには、服装を変えることも有効です。
夏場のクールビズ、冬場のウォームビスを奨励し、空調の無駄な電力消費を抑えましょう。
季節に合わせた快適な服装により、生産性の向上も期待できます。
無駄な電気消費を減らす
オフィスでは、さまざまなデバイスが使用されています。
しかし、すべてのデバイスを常時使用しているわけではないないはずです。
使用していないデバイスに関しては、こまめにコンセントを抜き、待機電力の消費を削減しましょう。
まとめ
「省エネ」というと、コストを懸念する方が多いでしょう。
しかし、実際には今回ご紹介したように、心がけレベルで実施できる省エネもたくさんあります。
ぜひすぐに実施して、無駄なエネルギー消費を削減しましょう。
スターティアでは、「ビジ助でんき」「業務用エアコン」「LED」のサービスを実施しています。
いずれもオフィスの省エネにお役立ていただけるサービスですので、ぜひご相談ください。
おすすめ資料ランキング
【著者・監修者企業】
弊社はパソコン周り、オフィス環境、法律の改正、コスト削減など、ビジネスに関わるお困りごとの解決策を提供する当サイト「ビジ助channel」を運営しています。
資格
一般建設業 東京都知事許可(電気通信工事業):(般-4)第148417号
古物商 東京都公安委員会許可(事務機器商):第304361804342号
労働者派遣事業 厚生労働省許可:派13-316331
小売電気事業者 経済産業省登録:A0689
電気通信事業者 総務省届出:A-29-16266
媒介等業務受託者 総務省届出:C1905391
関連SNS
- トータルサポート
-
-
- オフィス環境
-
-
- 目的別で探す
- ネットワーク環境
-
-
- 環境サービス
-
-
- 目的別で探す
- Webプロモーション
-
-
- 3Dソリューション
-
-