
5月12日(金)頃より、世界で猛威を奮っているランサムウェア「WannaCry(ワナ・クライ)」(WannaCrypt、WannaCryptor)。
中国、ロシア、スペイン、イタリア、ベトナムをはじめ、7万台以上のコンピューターが被害に遭っています。
日本でも、大手企業で同様のランサムウェアが原因と思われるセキュリティ被害が発生しており、脆弱性の解消など、
早急な対策が求められています。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は5月14日、週明け(5月15日)に行うべき対策をまとめた、
「世界中で感染が拡大中のランサムウェアに悪用されているMicrosoft製品の脆弱性対策について」を発表しました。
参考:世界中で感染が拡大中のランサムウェアに悪用されているMicrosoft製品の脆弱性対策について
https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20170514-ransomware.html
その中で提言されている対策は以下の3つ。
- 不審なメールの添付ファイルの開封やリンクへのアクセスをしない
- 脆弱性の解消 – 修正プログラムの適用
- ウイルス対策ソフトの定義ファイルを更新する
すでにMicrosoftのサポートが終了しているWindowsXP/8および Windows Server 2003にも、
影響の大きさを鑑みてパッチが公開されています。
(例外的な処置であり、サポート中の製品への移行を推奨しています)
また、朝日新聞デジタルではランサムウェアに感染した場合の対応方法も紹介されています。
今回のサイバー攻撃で使われた身代金ウイルスは、パソコン内部のデータを暗号化し、アクセス不能に改ざん。
元に戻す代金として300ドル(約3万4千円)相当の仮想通貨ビットコインの支払いを要求するとのこと。
今回はデータの暗号化により、英国の多くの病院でコンピューターシステムが使えなくなったり、日産自動車の英国工場で
操業に影響が出たりと、日常生活や企業活動に影響が出ているそうです。(引用:朝日新聞デジタル)
感染しないよう日頃の対策を徹底するとともに、怪しいメールは開封やリンククリックをしないようご注意ください。
人気記事ランキング




おすすめ資料ランキング





