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お役立ち記事

2020-09-08 09:00:05

年上の部下をうまくマネジメントする方法

上下関係

 

年功序列が当たり前だった日本でも、近年は成果主義の会社が増えてきています。
また、終身雇用が当たり前だった時代から、転職が当たり前の時代にも変わってきていますよね。
このような時代の中で、年下が年上の部下を持つことも多くなってきました。
そこで今回は、頭を悩ませる人も多い「年上の部下をうまくマネジメントする方法」をご紹介します。

①人生の先輩として敬う姿勢を忘れない

年上の部下のマネジメントの難しさは、年上の部下のプライドの扱いが大きな部分を占めます。
年上の部下としては、
「どうして自分の方が人生経験も仕事の経験も豊富なのに、年下の上司の元で働かなければならいのか」
という思いがあるのです。

そこで大切なのは、人生の先輩として、年上の部下を敬う姿勢を常に持っておくことです。
職場ではあなたの立場が上かもしれませんが、一人の人間としては年上の部下が先輩なのです。
仕事での経験についても、あなたより豊富であることも多々あるでしょう。
人生の先輩を敬い、これまでの経験を認めた上で接することが最も大事なポイントと心得ましょう。

②敬語を使い、口調には十分気をつける

一つ目のポイントを心がけていれば自然とできることだと思いますが、
年上の部下には敬語を使い、上から目線にならないように口調には十分気をつける必要があります。
職務権限を傘に配慮のない言葉づかいや偉そうな言い方をしていると、
年上の部下からはもちろん、それを見ている他の部下からも信頼されなくなるでしょう。

③頼る、任せる姿勢を見せる

年上の部下とのやりとりはどうしても難しく、遠慮がちになってしまう人も多いですが、
これまでの経験を活かせるように、積極的に年上の部下を頼る姿勢を見せましょう。
「〜してください。」というよりも、「〜をお願いします。」と言った言葉回しの方が良いです。
頼って、質問をしてはいるものの、結局は実際の仕事に何も反映されなければ、
ただのゴマスリと思われてしまう可能性もあります。実際に仕事を任せることが重要です。
適切な仕事を任せることで、年上の部下は気持ち良く働くことができ、うまく能力を発揮することができるでしょう。

④褒める

実際に仕事を任せてうまくいったら、積極的に褒めましょう。
褒めるときはあまり漠然とした言い方ではなく、より具体的に伝えた方が効果的です。
「○○さんのこの経験は私にはないので、〇〇さんのおかげでうまくいきました!」といったように、
年下の上司にはない、これまでの経験や技術を褒められると、年上の部下としてはプライドが満たされることでしょう。
「○○さんにお願いして良かった!」「○○さんがいて助かりました。」といった言葉掛けも響くことが多いでしょう。

⑤へりくだりすぎには注意する

敬う姿勢、経験や能力を活かすことは大切ですが、あくまでも上司はあなたです。
最終的な責任を負うのも、あなたなのです。基本的な関係性は他のメンバーと同じでなければなりません。
へりくだりすぎると、年上の部下の態度が偉そうになり業務に支障が出たり、
有能な年上の部下であれば他のメンバーまでもが頼りきってしまい、
誰がリーダーかわからなくなってあなたのマネジメントができなくなってしまうでしょう。

⑥能力を正しく理解する

他の部下と同様、年上の部下であっても、人間性や能力を正しく理解することは大切です。
転職組であれば過去の経験や経歴にしっかりと目を通し、
社内異動であれば過去の評価や他者からの評価などもある程度把握し、
その上で目の前の人物をしっかりとみて理解しましょう。
自分の過去の経歴や資格などをひけらかす人ほど、実は中身が伴っていないなんて話はよくあります。
本人の言葉を疑えというわけではありませんが、正しく理解することは重要です。

⑦ミスをした場合の対応に気をつける

年上の部下がミスをした時が、最も対応が難しいと言えるかもしれません。
ストレートにミスを指摘しても、なかなか素直に聞き入れてもらえないことも多いでしょう。
そんなときは、自らがそのミスに気づけるような言葉かけをしたり、
自らがミスについて報告したり謝ったりしやすい環境を作っておくことがポイントです。

⑧悩んだときは相手の立場になって考える

年上の部下に限った話ではありませんが、対応に悩んだときは相手の立場に立ち、
自分だったらどうするかを考えてみましょう。
もちろん、人によって性格や考え方は様々ですから、
あなたの考えが必ずしも目の前の年上の部下に当てはまるわけではありません。
しかし、何らかの糸口がつかめたり、改めてとるべきスタンスを意識し直したり、一歩前へ進めるはずです。

最後に

いかがでしたか?
年上の部下ができるとなれば、きっと戸惑うことも多いと思います。
しかし、そのような経験ができるということは、あなたにとって成長のチャンスでもあるわけです。
年下だろうが、同期だろうが、年上だろうが、どんな人でも気持ちよく働くことができ、
チームの力を高められるマネジメントができるよう、ぜひ頑張ってみてくださいね。

 

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