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お役立ち記事

2021-05-28 10:00:11

使用許可はいるの?SDGsのロゴを使う方法をガイドラインに沿って紹介します!

使用許可はいるの?SDGsのロゴを使う方法をガイドラインに沿って紹介します!

SDGsに取り組むにあたり、自社のSDGsの取り組みを知ってもらうために、
SDGsのロゴを使いたい、と考える企業は多いと思います。
使用許可はいるのか?ホームぺージに記載することができるのか?
チラシや名刺に使用することはできるのか?
SDGsのロゴを使う方法や注意事項を、ガイドラインに沿って紹介します!

お役立ち資料
 

ダウンロードできるSDGsのロゴの種類

ダウンロードできるSDGsのロゴには、SDGsロゴ・SDGsカラーホイール・SDGsの17のアイコンがあります。
「国連主体向け(バージョン1)」「非国連主体向け(バージョン2)」の2パターンがありますが、
ほとんどの企業や個人はエンブレムのない「バージョン2」を使用します。

また、SDGsポスターと呼ばれる、SDGsロゴ・17のアイコン・カラーホイールの全てが記載されたものもダウンロードが可能です。

SDGsロゴ

縦バージョンと横バージョンがあります。
縦バージョンはSustainable Development の下にGoalsの文字が配置されており、
横バージョンはSustainable Development の横にGoalsの文字が配置されています。
また、最もよく見かける青色の文字だけでなく、黒い字のものと、黒地に白い字で書かれたロゴがあります。

SDGsの17のアイコン

17個ある目標のアイコンは、一つずつダウンロードできます。
基本的なカラーパターンに加え、カラー反転パターンと、白黒パターンがあります。

カラーホイール

アイコン一つ一つに割り当てられた17色を使ったカラーホイールのアイコンもダウンロードできます。

その他

日本語版はありませんが、アニメーションロゴが2種類ダウンロードできます。

SDGsのロゴに使用許可は必要?

疑問を持つ人々の画像
 

SDGsのロゴを使用するには、申請・許可が必要な場合と、不要な場合があります。
それぞれの場合についてご紹介します。

申請・許可が必要な場合

 

資金調達目的

SDGsを支援する活動の費用を賄うための資金調達を目的としてロゴを使用する場合には、
国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結が必要です
例えば、SDGsロゴを使用してクラウドファンディングなどを実施する場合などがこれにあたります。
 

商業用途(営利目的)

営利目的で製品や販促用商品にロゴを使用する場合には、国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結が必要です
例えば、SDGsロゴを使った商品を販売したり、販促品として配ったりする場合などがこれにあたります。
ロゴを使った商品自体を販売したり、配ったりしなくても、参加費を徴収する各種イベントのチラシやバナーなどに使用する場合も、
許可が必要ですので注意しましょう。
また、教科書を含め、印刷出版物や電子書籍に使用する場合にも許可が必要です。

これらの申請において許可を得ることは非常に難しいとされる一方で、
実際に申請をしてみると許可がいらないという返答が来ることもしばしばあるようです

申請・許可が不要な場合

上記の「資金調達目的」と「商業用途」以外の用途であれば、申請・許可は不要です。
基本的には「情報目的」での使用となるでしょう。情報目的とは、認知を広げることを目的としたものです。
具体的には、事例を示すことが目的のプレゼン資料・年次報告・会社資料などに使用する場合や、
自社の取り組みを営利目的ではなく社内外に伝えたり、SDGsを普及させるためにポスターを作成したり、
チラシやグッズを作成する場合にも無許可の使用が可能です。
その他、報道機関(新聞、雑誌、TV、ウェブ)による情報目的での利用も許可は不要です。

名刺やホームページに使用する場合

名刺やホームページにSDGsのロゴを使用したいというニーズは多いと思います。
自社での取り組みがSDGsの目的と合致し、目的達成に寄与するものであれば、
名刺やホームページへの記載は問題がないと考えられます。
多くの企業が、特別な申請をせずに名刺やホームページに記載をしていると思われます。

ただし、ガイドラインに名刺やホームページでの使用について明記されていません。
名刺やホームページ自体は直接的に営利目的ではないかもしれませんが、
名刺やホームページを活用して仕事を得るという意味では商業用途と捉えることもできます。

解釈の仕方によっては名刺への記載も申請・許可が必要な場合であるとも考えられますので、
より確実にガイドラインを遵守したいと考える場合は、国連本部に許可申請をした方が良いでしょう。

お役立ち資料
 

SDGsのロゴ使用許可の申請方法

使用許可を申請する場合は、国連本部にメールを送ります。国連本部と直接やりとりをする必要がありますので、
全て英語でなければなりません。

・国連本部のアドレス
sdgpermissions@un.org

・メール件名
SDG LOGO/ICON REQUEST
(急ぎの場合の件名 URGENT:SDG LOGO/ICON REQUEST)

・メール本文
アイコンやロゴの使用方法や用途を簡潔に記載。
用途がSDGsの目的に合致していることを説明。
サステナブルなビジネスの実践と素材について記載。
商品とSDGsの整合性を具体的に記載。

・添付
アイコンやロゴの入ったサンプルや試作品の画像

SDGsのロゴのダウンロード方法

「SDGsポスター」「SDGsロゴ」「17のアイコン」「SDGsカラーホイール」は、
国連広報センターのホームページからダウンロードできます。
「SDGsポスター」「SDGsロゴ」はPDF形式、「17のアイコン」と「SDGsカラーホイール」は
PDF形式とPNG形式がダウンロードできます。
「SDGsカラーホイール」については、17のアイコンと同じリンク先でダウンロードできます。

同じページから、ロゴ使用のためのガイドライン、よくある質問もダウンロードできますので、目を通しておくことをお勧めします。

英語・フランス語・スペイン語・中国語・ロシア語・アラビア語の6か国語版や、日本語版では提供されていないアニメーションロゴは、
the United Nations(国際連合本部)|Communications materialsからダウンロードできます。

SDGsのロゴの使用方法

チェックリストの画像
 

申請や許可が不要の場合でも、SDGsに関するロゴを使用する際はガイドライン規定に沿って使用する必要があります。
ガイドラインの内容を簡単にいってしまうと、SDGsロゴや17のアイコンは基本的にダウンロードできる形以外に
変更を加えることはできない、ということになります。
以下に詳細をご紹介します。

色や形の変更について

ロゴの色は変更できません。ダウンロードできる、カラーの反転バージョン、白黒バージョンのみ利用できます。
背景の色を変更することもできません。ライトグレーと白のみ利用できます。
ライトグレー(薄灰色)の明度にも指定があります。以下を参照してください。
PMS: Cool Gray C1
R241 G241 B241 
C4 M3 Y3 K0

ロゴの形も変更できません。以下は全て禁止事項です。
・要素の位置を変更すること
・活字書体を変更すること
・陰付けをすること
・突き出したり、斜角を付けたりすること
・拡張したり、押しつぶしたり、歪めたりすること
・GOALの“O”からDEVELOPMENTの“O”に カラーホイールを動かすこと

カラーホイールの変更について

カラーホイールには余白も多いので変更を加えたいところですが、こちらも以下は全て禁止事項です。
・色彩を変えること
・要素の位置や大きさを変更すること
・陰付けをすること
・突き出したり、斜角を付けたりすること
・拡張したり、押しつぶしたり、歪めたりすること
・トリミングをすること
・カラーホイール内に別のイラストを挿入すること
・SDGsのロゴをカラーホイール内に配置すること
・アイコンをカラーホイール内に配置すること
・企業ロゴなどをカラーホイール内に配置すること
・カラーホイールの中心に色付けをすること
・アイコンをカラーホイール上に置くこと

カラーホイール内に別のイラストを挿入することは基本的には禁止となっていますが、
実際にこのような加工が施されたものを目にしたことがある人もいると思います。
しかるべき手順を踏んで国連の許可を得た場合であれば、こうした加工も可能なようです。
例えば、世界的に有名なキャラクターイラストがカラーホイール内に配置されているものなどがあります。

アイコンの変更について

アイコンの変更もできません。こちらも以下は全て禁止事項です。
・色を変えること
・アイコン間で色を交換すること
・要素の位置を変更すること
・活字書体を変更すること
・陰付けをすること
・突き出したり、斜角を付けたりすること
・拡張したり、押しつぶしたり、歪めたりすること
・トリミングをすること
・四角形以外の背景に収めること

ロゴの配置の仕方について

縦型・横型ともに、ロゴの全周に約0.35平方インチ (約2.25平方センチメートル)の余白が必要です。

会社のロゴと組み合わせる場合

会社ロゴとの組み合わせにも、細かい規定があります。
SDGsロゴを単体で利用している企業の方が多いようですが、念のため知っておくと安心です。

企業ロゴの横に入れる場合、ただ単に企業ロゴとSDGsロゴを横並びに表示することは禁止されています
企業のロゴを左に、SDGsロゴを右に配置し、
「(企業名/私たち)は持続可能な開発目標を支援しています。」
の文言を所定の位置に添えた上で、企業ロゴとSDGsロゴの間に境目がわかるように線を引かなければなりません。
境界線の色は100%黒色、線のサイズは0.5ポイントの直線のみです。
他の色や、点線や装飾線の使用はできません。黒は黒でも、薄い黒もNGなので注意してください。
SDGsロゴの他に、17のアイコンやカラーホイールも同じルールです。

さらに、資金調達目的で使用する場合は、SDGsロゴやカラーホイールよりも企業ロゴの方が大きい(目立つ)サイズでなければいけません。
商業目的の許可を得た場合や情報目的の場合については、均等の大きさでも良いとされています。

最後に

SDGsロゴの使用ルールには、変更が加えられる可能性があります。
SDGsロゴの使用を検討するときには、必ず最新の情報を確認するようにしましょう。
せっかくSDGsの良い取り組みをしているのに、ロゴの使い方を誤ったために企業イメージを損ねてしまってはもったいないです。
ガイドラインに沿った使い方で、SDGsの認知向上に努めてくださいね。

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資格

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古物商 東京都公安委員会許可(事務機器商):第304361804342号
労働者派遣事業 厚生労働省許可:派13-316331
小売電気事業者 経済産業省登録:A0689
電気通信事業者 総務省届出:A-29-16266
媒介等業務受託者 総務省届出:C1905391

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