インターネットの通信が遅いと感じたことはありませんか? 通信速度の低下は深刻な問題です。
回線に起因している場合もありますが、ユーザー側で解決できることもあるため、対策を知っておきましょう。
こちらでは、インターネットの速度が遅くなる原因と試していただきたい対策について解説します。
多くのユーザーが「インターネット速度が遅い」と感じている
今やインフラとなったインターネットですが、どれぐらいのユーザーが「インターネット速度が遅い」と感じているのでしょうか。
株式会社Link Lifeは、20代のインターネット利用者750名を対象にインターネット速度に関する調査を行っています。
調査では、75%の回答者は「インターネット速度に不満がある」と回答しました。
(参照:インターネットの速度が遅い原因とは?簡単にできる6つの対策も紹介 | Broad WiMAX 通信)
また、多くのユーザーは「時間によって遅くなる」「利用し過ぎで速度制限がかかる」など状況別の不満を述べています。
いずれにせよ、「インターネットが遅い」という悩みは今日のインターネットユーザーにとって一般的な悩みであると言えるでしょう。
インターネットが遅いと感じたときの対応策を知っておくことは、インフラとなったインターネットを利用するうえで重要と考えられます。
インターネット速度の単位
基礎知識として、インターネット速度の単位を知っておきましょう。
一般的なインターネット速度の単位は「bps」です。「bit per second」の略であり、「1秒あたりに通信できるビット数」を意味します。「bit(ビット)」は情報量の単位です。
現在はインターネットの通信が高速化しているため、bps単体で通信速度を表現するのは困難です。
そのため、一般的には「M(メガ)」「G(ギガ)」などのSI接頭語を用います。Mは10の6乗、Gは10の9乗です。
1Mbpsは1,000,000bps、1Gbpsは1,000,000,000bpsを意味します。
一般的なインターネット利用であれば、平均で30Mbps程度あれば速度に対するストレスは低く利用できると考えられています。
インターネット速度はスピードテストでチェック可能
「インターネットが遅い」という感覚は主観的なものであり、実際にどの程度の速度が出ているかはわかりません。
スピードテストを実施すると、インターネットの速度を客観的な数値で確認することが可能です。
「スピードテスト」などで検索すると、無料でインターネットの速度を確認できるサービスが複数見つかります。
ひとつのサービスだけだと結果に偏りがあるため、複数のスピードテストを実施して現環境のインターネット速度を調べてみましょう。
インターネットの速度が遅い原因を3パターンに分けて解説
インターネットの速度が遅い場合は、原因は以下の3つに分類できます。
- 接続端末の問題
- 接続環境・周辺機器の問題
- インターネット回線の問題
以下では、それぞれの問題についてくわしく解説していきます。
接続端末の問題
インターネットが遅くなる原因のひとつが、パソコン、スマートフォンなど接続端末の問題です。
端末の処理速度が遅ければ、ページの遷移やダウンロードなどが遅くなり、ストレスがたまります。
特に、古い端末やスペックが低い端末の場合は、こうした問題が起こりがちです。
また、場合も、通信速度が遅くなるケースがあります。
この場合、回線速度には問題がなかったとしても、通信が遅くなってしまいます。
端末のスペックを見直し、現在のインターネット利用で問題のない仕様か確認してみましょう。
また、更新を行っていない場合は、まず更新プログラムを適用してください。
接続環境・周辺機器の問題
ルーターやモデム、ONUなど、インターネットの接続機器が問題になっているケースがあります。
特に、接続機器が古い場合は、故障や経年劣化によって通信速度が遅くなりがちです。
単純に利用しているインターネットコンテンツのファイルサイズに対してスペックが低いことから、通信速度が遅くなっている場合もあります。
また、LANケーブルの劣化や物理的な破損から通信速度が遅くなるケースもあります。
インターネット回線の問題
インターネット回線そのものの問題により通信速度が遅くなることがあります。
プロバイダの混雑状況や、回線の通信障害などが代表的な要因です。
同じ家屋や施設内で回線を共有している場合は、利用者が多い特定の時間帯に通信速度が遅くなることもあります。
インターネットの速度が遅い場合に試したい対策
インターネットを利用している場合、通信速度に関するトラブルは日常的に起こり得ます。
トラブルに備え、以下のような対策について知っておきましょう。
回線事業者・プロバイダのメンテナンス情報を確認する
回線事業者・プロバイダの障害やメンテナンスによって、通信が遅くなっている可能性があります。
予定されていたメンテナンスであれば情報が公開されているため、回線事業者・プロバイダのホームページを確認してください。
ただし、メンテナンスによって通信速度が遅くなっていることがわかったとしても、基本的にユーザー側でできることはありません。
事業者側で復旧対応が完了するまで待つ必要があります。
しかし、他の原因と特定する手間がなくなり、安心にもつながるため、まずはメンテナンス情報を確認しておきましょう。
カスタマーサポートに問い合わせる
自分で原因を特定できない場合は、カスタマーサポートに問い合わせることも検討してみましょう。
事業者側で障害が起きている場合は、復旧の予定について案内してもらえます。
また、通信トラブルの状況について話せば、適切な対応についてアドバイスしてくれるでしょう。
ただし、契約内容にカスタマーサポートが含まれていない場合もあるため注意が必要です。
カスタマーサポートが有料オプション加入者のみに提供されている場合もあります。
インターネットのトラブルを自分で解決する自信がない場合は、サポート体制が充実している事業者と契約しましょう。
OSを更新する
長期間接続端末のOSを更新していない場合は、OSの更新をしてみましょう。
更新データの蓄積により、端末の処理能力が著しく低下しているケースがあります。
しかし、更新を行っていない期間によっては、更新プログラムの適用に長い時間がかかるかもしれません。
基本的には、更新プログラムが配布された段階ですぐに適用することをおすすめします。
ブラウザを変えて接続してみる
インターネットブラウザの影響によって通信が遅くなることもあります。
Windowsの場合は「Microsoft Edge」が標準のブラウザですが、通信が遅いと感じる場合は「Google Chrome」など他のブラウザへの切り替えも検討してみましょう。
また、OSと同様にブラウザのアップデートもこまめに行うように心がけてください。
ブラウザも更新データが蓄積すると通信が遅くなることがあります。
セキュリティソフトを停止して接続してみる
パソコンにインストールしているセキュリティソフトが通信速度を低下させているケースがあります。
これは、アクセスしようとしているWebサイトに危険性がないか、その都度チェックが行われるためです。
通信速度の低下がストレスになる場合は、セキュリティソフトを一時的に停止してみましょう。
ただし、アクセス先の安全性が確認されている場合のみにしてください。
また、セキュリティソフトが起動していない状態のまま放置するのは厳禁です。
通信速度が回復した場合は、必ずセキュリティソフトを再度起動してください。
ONUやルーターを再起動する
ONUやルーターの再起動を試してみるのもおすすめです。ONUやルーターなどの接続機器は、長時間連続使用することが前提です。
そのため、発熱や何らかのバグによって性能が低下しているケースがあります。
接続のトラブルは多くの場合、再起動で解消可能です。
一般的には、一度電源ケーブルを抜き、数分たってから接続することで再起動できます。
インターネットが遅い場合は回線の変更も検討
インターネットが遅いと感じる場合は、回線の変更も検討してみましょう。
回線の変更によって、大きく通信速度が改善するケースがあります。
ADSLを使用している場合は、高速通信が可能な光回線への切り替えがおすすめです。
ADSLと光回線の最大速度には、約20倍の開きがあります。
ADSLの通信速度は現在のインターネットのコンテンツに対応しているとは言えません。
各社が提供の終了を発表しているため、早めに光回線への切り替えを行いましょう。
また、すでに光回線を利用している場合は、プロバイダを切り替えると、通信速度が向上するケースがあります。
まとめ
現在は、インターネットの利用を前提とした業務体制を整えている企業も多いでしょう。
通信速度の低下は、そのまま業務効率の低下を意味します。
少なくともユーザー側でできるインターネット速度改善の対策は知っておきましょう。
スターティアでは、安定した通信をご利用いただける光回線・プロバイダのサービスを提供しております。また、リモートワーク環境の構築のサービスも提供中です。
通信速度が気になられている企業様はお気軽にご相談ください。
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一般建設業 東京都知事許可(電気通信工事業):(般-4)第148417号
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労働者派遣事業 厚生労働省許可:派13-316331
小売電気事業者 経済産業省登録:A0689
電気通信事業者 総務省届出:A-29-16266
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