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2022-06-21 14:41:40

空気清浄機は光触媒が人気!メリット・デメリットを解説

空気清浄機は光触媒が人気!メリット・デメリットを解説

現在は新型コロナウイルスの影響からテレワークを導入する企業が増えています。
一方で、オペレーション上の理由から、オフィスの業務を続けている企業も少なくありません。
人が集まること自体がリスクになるため、何らかの対策を実施する必要があります。
そんななか、多くのオフィスに導入されているのが、光触媒を採用した空気清浄機です。
この記事では、光触媒という物質の概要や効果、光触媒の空気清浄機を選ぶメリット・デメリットについて解説します。

オフィスに導入する空気清浄機を検討している場合は参考にしてください。

 

光触媒とは

光触媒とは、光を照射されることによって、接触する他の物質に化学反応を引き起こす性質を持つ物質のことです。
光触媒自身は変化せず、他の物質を変化させる点がポイントです。
化学反応によって、他の物質にさまざまな効果をもたらします。

代表的な効果として、細菌の除去、殺菌、抗菌、防汚、脱臭などが挙げられます。
このことから、施設の壁面や空気清浄機に採用されることが多い物質です。

光触媒が使われている製品

光触媒はコーティングで導入できることから、さまざまな製品に採用されています。

最初に光触媒が製品に応用されたのは、病院のタイルです。
1992年当時、大きな問題となっていた院内感染の解決策として光触媒タイルを導入したところ、室内を浮遊する菌の数が明らかに減っていることがわかりました。
以降、光触媒タイルは浴槽、トイレなどで一般的に使用されています。

1995年には光誘起超親水化が発見されたことにより、セルフルクリーニングの効果が注目されるようになりました。
酸化分解力との相乗効果により、表面をいつまでも美しい状態に保つことができます。
それまで、光触媒のタイルは内装での使用が一般的でしたが、外装にも使用されるようになりました。

ガラスのコーティングにも光触媒が使用されています。
上記の超親水性により、雨に濡れても曇らず、外の様子を見やすい点が特徴です。
中部国際空港には、実際に光触媒コーティングのガラスが導入されています。

光触媒のテントが施設で導入されるケースも少なくありません。
東京ドームの屋根には、光触媒の白いテントが導入されています。
白いテントは通常、風雨により汚れが目立ちますが、光触媒をコーティングすることで美しい白さを保つことができます。

光触媒のメリット・デメリット

光触媒のメリットとデメリットについて解説します。

光触媒のメリット

光触媒は、多くのメリットからさまざまな製品に採用されています。
代表的なメリットをご紹介しましょう。
 

消臭効果が高い

光触媒は、室内の消臭有効です。
光触媒に含まれている二酸化チタンという成分に光が照射されると、活性酸素が生成されます。
活性酸素とは酸素が他の分子と結びつくことで生成される化合物のことです。
活性酸素は臭いの原因物質を吸着して分解するため、消臭効果があります。
 

有害物質を分解・除去できる

光触媒には、アレルギーの原因として知られる有害物質「ホルムアルデヒド」を分解・除去する効果があります。
ホルムアルデヒドは施設の建材などから発生する揮発性の有害物質です。
通常は薬品などで除去する必要がありますが、光触媒を利用することで、薬品を使用せずに安全に除去できます。
 

抗菌効果が高い

抗菌効果が高い点も光触媒の特徴です。
インフルエンザウイルス、ノロウイルス、大腸菌など、人体に悪影響を与えるさまざまな菌・ウイルスを除去できます。
 

防藻・防カビ効果がある

光触媒は防カビ・防藻効果に優れた物質です。
光を照射すると、発生する活性酸素がカビを分解します。
分解によって付着力が弱くなったカビは、雨によって流されます。
 

汚れを防ぐ効果がある

光触媒には、汚れにつながる化学物質を分解・除去する効果があります。
タバコによる壁の黄ばみを防ぐことも可能です。
施設を経年使用しても汚れがつきにくいことから、清掃・リフォームの費用を削減できます。
 

周囲の環境への害がない

周囲の環境に与える悪影響が少ない点も特徴です。
例として、空気清浄機はフィルターに菌や有害物質を蓄積します。
そのため、フィルターを取り出すと、菌や有害物質が飛散してしまうケースがあります。
一方、光触媒は菌・有害物質を除去するため、周辺環境への外を最小限に抑えることが可能
です。
 

ランニングコストが低い

天井や壁に塗布した光触媒は、自動で汚れを落とします。
さらに、塗り直しなどのメンテナンスはほとんど必要ありません。
空気清浄機に取り付ける光触媒のフィルターも、簡単な水洗いをするだけで繰り返し使用できます。
買い直しせずに長期間使用できるため、ランニングコストが低く経済的です。

光触媒のデメリット

光触媒はメリットが多い一方で、以下のようなデメリットもあります。
 

効果を実感できない場合がある

導入する環境や人によっては、光触媒の導入効果を実感できない場合があります。
特に、菌やウイルスを除去する効果は、目視でわかるものではないため、実感できない人が多いようです。
消臭効果は比較的実感しやすいと考えられています。
 

初期コストが高い

光触媒が採用された製品は、他の一般的な製品と比較して価格が高い傾向があります。
導入の際の負担が大きくなる点はデメリットのひとつです。
しかし、ランニングコストが低いため、長期的に使用する場合はお得と言えます。

光触媒で除去できるもの

光触媒を使用すると、以下のようなものを除去できます
 

  • ホコリ
  • ペットの臭い
  • カビ菌
  • ダニの死骸や糞
  • 花粉
  • ウイルス
  • 細菌

 
いずれも、視認することは難しいものの、空気中を飛散しています。
こうした有害なものを除去する効果に優れているため、光触媒の空気清浄機が注目を集めています。

光触媒空気清浄機が普及している背景

光触媒空気清浄機は、近年になり急激に普及しています。
この普及の背景にあるのが、新型コロナウイルスの感染リスクです。
 
目に見えないウイルスによる感染を防ぐため、人が集まる環境ではマスクをすることが当たり前になりました。
また、ウイルスや菌が少ないクリーンな環境を作るため、空気清浄機が導入されるケースも増えてきています。
オフィスにおける空気清浄機の導入例も少なくありません。
 
上記のとおり、光触媒空気清浄機を導入すると菌・ウイルスの除去効果も期待できます。
新型コロナウイルスに類似した「ネコ腸コロナウイルス」に対する除去性能試験を実施したところ、ウイルス活性率を99%低減させることが確認されました。
このことから、人が集まる環境では新型コロナウイルス対策として光触媒空気清浄機が導入されています。

光触媒技術を使用した空気清浄機の特徴

一般的なファン式の空気清浄機は、空気を吸引し、内蔵されているフィルターを通過させることで空気中の粒子を集めます。
フィルターには少しずつ不純物が蓄積していき、清掃だけでは取り除けなくなるため、定期的な交換が必要です。
 
光触媒空気清浄機には、光触媒を塗布したフィルターが内蔵されています。
周辺の空気を吸引し、フィルターを通過させることで上記のようなものを蓄積する、という仕組み自体は従来の空気清浄機と同じです。
一方、光触媒のフィルターは不純物を集めるだけではなく、分解・除去できます。
 
フィルターから不純物が放出されづらい点は大きなメリットです。
ファン式の空気清浄機の場合、フィルターに蓄積した有害物質が少しずつ漏れ出す可能性があるため、換気を頻繁に行う必要があります。
光触媒空気清浄機であれば、換気が難しい場所でも、空気をクリーンに保つことが可能です。
 
さらに、この効果は光の照射する限り持続するため、フィルター交換の必要がありません。
定期的なメンテナンスを実施すれば、繰り返し利用できます。
 

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光触媒空気清浄機の種類

現在は、さまざまな種類の光触媒空気清浄機が展開されています。
設置する環境に合わせて、最適な空気清浄機を選びましょう。
以下では、据え置きタイプ、壁掛けタイプ、携帯タイプ、3種類を取り上げ、それぞれの特徴を解説します。

据え置きタイプ

大型の据え置きタイプは、処理能力の高さが特徴です。
広い範囲をカバーできるため、デスクで作業する人が多いオフィス環境に適しています。
内蔵されている光触媒フィルターは、定期的に洗浄することで繰り返し使用可能です。
 
初期コストが高く、スペースを取ってしまう点がデメリットとなります。
業務環境を圧迫しないサイズの製品を選ぶことが大切です。

壁掛けタイプ

壁掛けタイプはスペースを専有せずに防臭・抗菌を実現できるため、狭い場所に設置する空気清浄機として適しています。
部屋のインテリアを邪魔しない点もメリットです。
フィルターを使用しない製品もあります。
企業では、会議室やトイレに設置する空気清浄機として人気です。
 
スペースに余裕がない環境であれば、壁掛けタイプの設置を検討してみてもよいでしょう。

携帯タイプ

携帯タイプは、首からかけて使用する小型の空気清浄機です。
マスクと併用することで、高い抗ウイルス効果を実現できます。
個人用の空気清浄機として人気です。
 
オフィス外に足を運ぶことが多い社員には、携帯タイプの空気清浄機を貸与してもよいでしょう。
出張先や電車内など、環境によっては換気が十分に行われていない場合があります。
携帯タイプの空気清浄機があれば、そうした環境でも快適にすごせるでしょう。
社用車に常備しておくのもおすすめです。

まとめ

新型コロナウイルスのリスクがある今では、抗ウイルス作用は空気清浄機を選ぶうえで重要な基準です。
光触媒の空気清浄機は新型コロナウイルスの感染リスクを低減する効果が確認されているほか、ランニングコストも抑えられます。
オフィスに導入する空気清浄機を検討している場合は、光触媒空気清浄機を選んでみてはいかがでしょうか。
 

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スターティアでは、光触媒を採用した空気清浄機を提供しています。
 
空気清浄機の導入を検討している場合は、お気軽にご相談ください。

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