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お役立ち記事

2022-12-05 10:14:49

いまさら聞けないPマークとは?

いまさら聞けないPマークとは?

個人情報を自社で取り扱っている場合は、Pマークについて知っておきましょう。
Pマークの取得によって、さまざまな恩恵を受けることができます。
企業によるセキュリティ事故が相次いでいる現在では、特にPマークに関する理解が不可欠です。
こちらでは、Pマークの概要や取得方法、頻繁に比較対象としたあげられるISMS認証との違いについて解説します。

 

Pマークとは

Pマークは、個人情報を適切に管理していることを示す認証制度です。
正式には、「プライバシーマーク」といいます。
インターネットの普及により大量の個人情報が取り扱われるようになった背景から、2005年より施行されている制度です。
個人情報を取り扱う企業はPマークの認定を受けることが推奨されています。
Pマークの取得には以下のようなメリットがあります。
 

  • 対外的な信用の拡大
  • 顧客への信用の拡大
  • 社員の意識向上

企業間の取引においては、Pマークの取得が有利に働くでしょう。
特に機密性の高い情報を扱う業務の場合、発注をPマーク取得事業者に限定している企業もあります。

一般顧客にサービスを提供している場合、Pマークの取得によって顧客の信頼も向上します。
特に近年は、情報セキュリティの意識が個人消費者の間でも高まっています。
Pマーク取得のためには、社内全体のセキュリティ意識向上が不可欠です。
したがって、Pマーク取得に取り組むことにより社員の意識が高まり、セキュリティ事故を防ぐことにつながります。

Pマークの認定を受ける方法

Pマークの認定を受けるためには、文書審査と現地審査に通過する必要があります。

文書審査は、社内で運用されている個人情報管理に関する規定と記録様式を対象とする審査です。
現地審査では、それらが実際に適切に運用されているかどうかをチェックします。

審査後は、個人情報の取り扱いに関する指摘がまとめられた改善報告が提出されます。
企業は、改善報告に基づき、個人情報の取り扱いに関する指摘を是正しなければなりません。
その後、判定会議が行われ、問題がないことが確認されるとPマークが認定されます。

プライバシーマーク認定取得までの全体の流れ

プライバシーマーク認定取得までのスケジュール

審査費用

 

①料金表(2019年10月1日適用)

種別 小規模事業者 中規模事業者 大規模事業者
申請料 52,382 52,382 52,382
審査料 209,524 471,429 995,238
付与登録料 52,382 104,762 209,524
合計 314,288 628,573 1,257,144

 

事業者規模の区分

種別 小規模事業者 中規模事業者 大規模事業者
製造業・その他 2~20人 3億円以下
または21~300人
3億円超
かつ301人~
卸売業 2~5人 1億円以下
または6~100人
1億円超
かつ101人~
小売業 2~5人 5千万円以下
または6~50人
5千万円超
かつ51人~
サービス業 2~5人 5千万円以下
または6~50人
5千万円超
かつ101人~

ISMSとの違い

個人情報の取り扱いに関する認証制度としてPマークと比較されるのが、ISMS認証です。PマークとISMS認証には、以下のような違いがあります。

ISMS認証 Pマーク
保護の対象 個人情報のほか、企業が取り扱う情報全般 個人情報のみ
取得による効果 国際基準のため、海外の企業へのアピール力がある 日本独自の基準であるため、国内でしか効力がない

まとめ

近年、BtoC、BtoBを問わず、セキュリティへの意識は高まっています。
個人情報を取り扱っている場合は、Pマークの取得についてぜひご検討ください。

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資格

一般建設業 東京都知事許可(電気通信工事業):(般-4)第148417号
古物商 東京都公安委員会許可(事務機器商):第304361804342号
労働者派遣事業 厚生労働省許可:派13-316331
小売電気事業者 経済産業省登録:A0689
電気通信事業者 総務省届出:A-29-16266
媒介等業務受託者 総務省届出:C1905391

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