2020-08-03 11:01:45

新しい資金調達の形”ファクタリング”について解説！

近年、新しい資金調達の形として浸透しつつある“ファクタリング”。
便利な仕組みなだけに、中には悪徳業者がいて騙された…という話も。
ファクタリングについて正しく知り、会社を運営していく1つの手段として判断できるようにしておきましょう。

ファクタリングとは？

ファクタリングとは、企業の売掛金を買い取り、すぐに現金化するサービスの事を指します。
資金繰りを行う中で、社員への給与支払いとの資金ギャップを埋めるために早く売掛金を現金にしたいときや、
事業の運転資金としてすぐに資金が必要な場合、売掛先が倒産する可能性のある場合の保険代わりなどに用いられます。
サービスの仕組みを簡単に図で見てみましょう。

2社間ファクタリング

簡単に言うと“取引先が支払う予定のお金を肩代わりして先に払ってくれるサービス”です。
その分、おおよそ10％前後の手数料が引かれて入金されますが、早く資金が必要な場合に利用される方が多いです。

ファクタリングの種類

ファクタリングには2社間で行われるものと3社間で行われるものがあります。
先ほどご説明したものが“2社間ファクタリング”と呼ばれるもので、
少し手数料はかかりますが取引先にファクタリングを利用していることが知られません。

ファクタリングを利用していると「資金繰りが上手く行っていないのかな」という印象を与えてしまうため、
2社間ファクタリングを利用している企業が多いです。
対して、“3社間ファクタリング”は下記のように、
ファクタリング会社と取引先企業が直接やり取りをします。

3社間ファクタリング

手数料は安く抑えられますが、取引先にファクタリングを利用していることが知られます。
取引先に通知するにあたり、誤った情報が伝わらないように説明しなければなりません。

メリットとリスクのおさらい

ファクタリングサービスのメリットとリスクを確認しましょう。
大きくは以下です。

メリット

・売掛金をすぐに現金化できる
ファクタリング最大のメリットは売掛金が最短当日で現金化できることです。
他の融資方法にはないメリットになります。

・担保・保証人無しで利用可能
ファクタリングは売掛金を用いる資金調達のため、担保や保証人不要で利用できます。

・信用情報に影響しない
カードローンや銀行融資などの利用は、“信用情報機関”に融資の記録が残り、会計上負債扱いになりますが、
ファクタリングは売掛金の解消にあたるので負債扱いにはならず、信用のマイナスにはなりません。

リスク

・手数料が高い
他融資サービスに比べ、形態や会社によって異なりますが20％の手数料が取られることも珍しくありません。
ファクタリング会社を比較する際は検討材料の1つとしましょう。

・悪質業者がいる
中には、悪質な業者も存在しています。
法外な金利でお金を貸し付けられることもあるので、ファクタリング会社を選ぶ際は
「多くのサイトで紹介されている」「住所や電話番号がはっきりしている」など、
信用できると判断したうえで声をかけるようにしましょう。

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【著者・監修者企業】

スターティア株式会社

弊社はパソコン周り、オフィス環境、法律の改正、コスト削減など、ビジネスに関わるお困りごとの解決策を提供する当サイト「ビジ助channel」を運営しています。

資格

一般建設業東京都知事許可（電気通信工事業）：(般-4)第148417号
古物商東京都公安委員会許可（事務機器商）：第304361804342号
労働者派遣事業厚生労働省許可：派13-316331
小売電気事業者経済産業省登録：A0689
電気通信事業者総務省届出：A-29-16266
媒介等業務受託者総務省届出：C1905391