新型コロナウイルス感染症の対策として、リモートワークを導入した企業も多いと思います。
しかし、全く会社に行かないわけにはいかなかったり、そもそもリモートワークが難しい業種・職種もあるでしょう。
オフィスで働くことが必要であれば、その環境を整える必要があります。
そこで今回は、アフターコロナ(ウィズコロナ)で求められるオフィス環境についてご紹介します。
オフィス環境でも避けるべきは3密
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために緊急事態宣言が出され、
リモートワークへの切り替えを行ったり、時差勤務を行なったり、
出勤日数を減らして出勤したりと、各社で様々な策が取られました。
現在、緊急事態宣言は解除されているものの、新型コロナウイルスの感染が拡大する以前のオフィスに、
そのまま戻ることは難しいでしょう。すでに第2波が来てしまっているという見方もあります。
このまましばらくはウィズコロナという意識で、働き方やオフィス環境を整える必要があるといえます。
オフィスであっても、避けるべきは密閉、密集、密接の3密です。
2020年5月14日には、一般社団法人日本経済団体連合会からも
「オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」が明示されています。
それぞれの密を避けるために、オフィスはどのような対応をすべきなのでしょうか。
密閉を避ける
・1時間に2回以上換気をする
窓を開けられる場合、1時間に2回以上窓を開けて換気しましょう。
機械換気をしている場合は、窓を開放しての換気と併用する必要はありません。
・換気の悪い部屋や場所を改善する
建物全体だけでなく、個別の作業スペースの換気にも努める必要があります。
空気が停滞するようなエリアがないかを確認し、あれば改善しましょう。
・遮断性と防音性に加え、換気ができる空間を作る
自社内の会議も、他社とのやりとりも、WEBで行うことが増えており、
一定の遮断性と防音性を確保した上で換気ができる空間が必要です。
これまで大会議室として利用していた空間を区切って半個室のような作業スペースを作ることで、
これまでの施設を有効活用してウィズコロナに対応した空間を確保することができます。
・対面会議の際はしっかり換気をした上でマスク着用
全てをウェブで行うわけにはいかず、対面で会議を行うこともあるでしょう。
その際は換気を徹底した上で、マスクを着用しましょう。
密集を避ける
・出社人数を制限する
密集を避けるには、できる限りテレワークの実施や時差勤務、
ローテーション勤務などで出社人数制限ことが望ましいです。
・会議はウェブで行う
社内にいたとしても、大勢が参加する会議は、できるだけウェブ行いましょう。
参加者の半分を対面参加、残りの半分をウェブ参加としても良いです。
テレビ番組で、出演者の半分がリモートで参加しているような形をイメージしてください。
・休憩所や食堂の利用時間をずらす
休憩所や食堂は、利用時間が重なり密集してしまう可能性が高いです。
部署ごとで利用時間をずらすなどして、密集しないように注意しましょう。
密接を避ける
・ソーシャルディスタンス(2m間隔)を維持できるデスクレイアウトに
デスクはできる限り2m間隔をあけて設置します。半径2mの円のなかに1つのデスクのレイアウトが理想的ですが、
スペース的にそれが難しい場合はパーテーションやアクリル板で仕切りを作るようにしましょう。
「密接」の項目でもご紹介したように、大会議室を区切って新たな個人ワークスペースを作ることで、密接を避けることもできます。
・対角や横並びのレイアウト
半径2mの距離を保つことが難しい場合でも、対面のレイアウトはさけ、対角か横並びのレイアウトにしましょう。
窓や壁に向かったレイアウトでも良いですね。
・会議の際もソーシャルディスタンス(2m間隔)を保つ
対面会議を行う場合も、座席数を減らして2m間隔を保てるようにしましょう。
紙資料には飛沫がついている可能性があるので、各自のPCやタブレットで確認できた方が良いです。
その他
・フリーアドレスは基本的に禁止
社員同士のコミュニケーションが活発になったり、効率よくスペースを使えるという利点はありますが、
不特定多数の人とデスクを共有することになるためコロナ禍では避けた方が良いです。
その一方で固定デスクでは、ローテーション勤務の場合に座席の配置を考えた出勤管理をしなければなりませんが、
フリーアドレスであればその日出勤した社員で、ソーシャルディスタンスを保った座席配置で仕事ができるというメリットもあります。
その場合は消毒を徹底する必要があるでしょう。
・社員一人一人が、マスク着用と手洗いを徹底する
いくら環境を整えても、人が感染対策を取らなければ感染リスクは高まります。
社員一人一人がマスクの着用と手洗いを徹底しましょう。
最後に
新しい生活様式に対応したオフィス環境に、不便を感じることもあると思います。
しかし新型コロナウイルスの感染防止を考える中で、これまでとは違う快適さや効率の良さ見出すこともできるかもしれません。
今できることを、会社と個人でしっかりと実行し、この状況を乗り切りたいですね。
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【著者・監修者企業】
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資格
一般建設業 東京都知事許可(電気通信工事業):(般-4)第148417号
古物商 東京都公安委員会許可(事務機器商):第304361804342号
労働者派遣事業 厚生労働省許可:派13-316331
小売電気事業者 経済産業省登録:A0689
電気通信事業者 総務省届出:A-29-16266
媒介等業務受託者 総務省届出:C1905391
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