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お役立ち記事

2020-09-25 09:00:20

知ってる?ベンチャー企業とスタートアップ企業の違い

 

ベンチャー企業という言葉は広く認知されるようになり、
スタートアップ企業という言葉も聞いたことがある人が増えてきているのではないでしょうか。
でもこの2つ、同じなのか違うのか、違うのであれば何が違うのかよくわかりませんよね。
そこで今回は、ベンチャー企業とスタートアップ企業の違いについてご説明します。

両方、明確な定義はない

ベンチャー企業、スタートアップ企業という言葉を聞く機会は増えていますが、
実は両方とも、明確な定義づけがされた言葉ではありません。
そのためそれぞれに解釈の違いがあり、
そのことが余計にベンチャー企業とスタートアップ企業の違いを分かりにくくさせているかもしれません。

一般的にいわれるベンチャー企業とは?

そもそもベンチャーという言葉は、日本人が作った和製英語。
英語でベンチャーというとVenture Capital(ベンチャーキャピタル) といった投資を行う側の企業のことをいいます。
先ほどお伝えしたように、ベンチャー企業という言葉に明確な定義づけはありませんが、
一般的に設立してからまもない新しい企業や、新たに立ち上がったスモールビジネスを展開する企業といった、
大企業にはできないスピード感と小回りのきく経営で、事業を展開する小さい企業のことを指しています。

一般的にいわれるスタートアップ企業とは?

スタートアップという言葉は和製英語ではなく、
シリコンバレーで「起業」や「新規事業の立ち上げ」を意味する言葉として使われ始めた英語が日本に入ってきたものです。
日本でも有名なスタートアップ企業の代表例はGoogleやFacebook、Uber、Airbnb。
これらの企業は短期間で私たちに新しい価値を提供してくれました。
このように短期間でイノベーションを起こし、ハイスピードで成長する企業がスタートアップ企業と呼ばれます。

イノベーションとは、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことです。

ベンチャー企業とスタートアップ企業の違いとは?

言葉の明確な定義がなく、同じような意味で使われることもあるベンチャー企業とスタートアップ企業ですが、実際には違いがあります。
その違いについて紹介していきます。

目指すゴールが違う

スタートアップ企業
出口計画(Exit Plan)を持っています。出口計画(Exit Plan)の代表例は「IPO(株式公開)」や「M&A(合併と買収)」でしょう。短期間でイノベーションを起こし世の中を変え、価値を高め、IPOやM&Aなどを行い大きなリターンを得ることを目的としています。

ベンチャー企業
中長期的に世の中の課題解決に取り組み、安定的な利益と成長を目指します。ベンチャー企業が、途中で企業を売却する場合などもありますが、初めからそれを目的にしているわけではありません。

イノベーションの有無

スタートアップ企業
イノベーションを通じて世の中の課題を解決し、新しい価値を提供しようとします。
その価値が人々の生活をかえ、より豊かな世の中を生み出すのです。
全く新しいものを世の中に生み出すので、既存のビジネスモデルはありません。
そのビジネスモデルから考えていくのがスタートアップ企業といえます。

ベンチャー企業
すでに市場にあり、収益の見込める既存のビジネスモデルをベースとして事業を展開します。

収益性の違い

スタートアップ企業
安定的な収益性を目指しておらず、初期の段階では利益がないどころか赤字であることがほとんどです。
この時期を乗り切るためには、ベンチャーキャピタルや個人投資家などからの出資が必要不可欠となります。
魅力ある事業を立ち上げて資金調達し、その資金をもとにさらに勝負をかけて事業を成長させることで、出口戦略の達成を目指すのです。

ベンチャー企業
急激な成長を見せることもありますが、初めからある程度の利益を獲得した上で安定的な成長を目指していきます。

組織構成の違い

スタートアップ企業
組織らしき組織はないことがほとんどです。メンバー1人1人が即戦力であり、プロフェッショナル。
高い能力を持った少数の人が集まって、ゴールに向けて全力で走っていくわけです。
そのため、研修制度や教育制度などはありません。

ベンチャー企業
同じように少数精鋭であることも多いですが、長期的な経営に向けてある程度組織を組み立て、成長に合わせて制度なども整えていきます。

最後に

スタートアップ企業もベンチャー企業も、歴史が浅い新しい企業であり、
社員1人1人に求められる能力は高く、会社や事業を一緒に作り上げていく面白みを感じられることでしょう。
0から1を作って世の中にインパクトを与えることを目的とし、短期間で急激な成長を目指すスタートアップと、
1からスタートして安定的な成長をしていくベンチャー企業とでは違いがあります。
日本ではまだGoogleやFacebookのような大成功を収めているスタートアップはありませんが、
今後世界を変えるような企業が生まれるかもしれませんね。

 

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