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2022-11-07 10:24:45

【朝礼ネタ】日本の偉大な経営者の名言から学ぶビジネスの心得Ver.1

【朝礼ネタ】日本の偉大な経営者の名言から学ぶビジネスの心得Ver.1

朝礼で話す話題にお困りであれば、著名な経営者の名言について取り上げるのがおすすめです。

偉大な経営者の言葉には、あらゆるビジネスに役立つ考え方を学ぶことができます。

社内でシェアすることで、従業員の働き方にも好影響が期待できるでしょう。

この記事では、渋沢栄一、松下幸之助、稲盛和夫の名言を紹介します。

 

渋沢栄一に学ぶ

学ぶべき偉大な経営者として最初にご紹介するのは、渋沢栄一です。

渋沢栄一の略歴や経営者としての評価、知っておいていただきたい名言について紹介します。

渋沢栄一の略歴

渋沢栄一は、1840年3月16日、埼玉県の農家に生を受けました。

家業のかたわら、父と従兄弟から学問の手ほどきを受けていたそうです。

尊皇攘夷派だった渋沢は、従兄弟らとともに高崎城の乗っ取りを画策。

城から横浜に向けて進撃し、洋館を破壊する計画を立てていました。

しかし、この計画は尾高長七郎や渋沢の弟からの説得により、未遂に終わっています。

その後、京都に渡った渋沢は一橋慶喜(徳川慶喜)に仕えることになります。

家政の改善に尽力し、着実にその実力を認められていきました。

27歳の時には、慶喜の弟である昭武に同行し、欧州諸国を視察。

先進国から数多くの知見を得て、日本に持ち帰りました。

明治維新を経て帰国した渋沢は、静岡に金融商社として「商法会所」を設立します。

その後、三等官の「大蔵少輔事務取扱」として大蔵省に招き入れられることになりました。

1873年には33歳で大蔵省を退官しています。

その後は、第一国立銀行の総監役に就任。

この役割を通して、日本企業の育成役として活躍しました。

91歳でその生涯を終えるまでに、約500もの企業を支援したと言われています。

ドラッカーにも評価された洞察力

渋沢栄一は、あのドラッカーと比較されることも少なくありません。

ピーター・ドラッカーといえば、「マネジメント」という概念を生み出した経営学者として知られています。

どちらも、紆余曲折の人生のなか、自分の使命を貫いた人物です。

また、どちらも広い視点で時代を見つめ、求められるものがなにか把握していた、と評価されています。

また、後年の人々が共通点を指摘しているだけではなく、ドラッカーは実際に渋沢を認識していたようです。

ドラッカーの著作である『断絶の時代』では、岩崎弥太郎と渋沢栄一の解説に多くのページ数が割かれています。

ドラッカーは、単に渋沢の業績を評価していたわけではありません。

渋沢の一貫した考えや、洞察力に強い共感を抱いています。

興味があれば、現在も語り継がれる2人のビジネスパーソンにどんな共通点があるのか、自分で探してみるのも面白いでしょう。

渋沢栄一の名言

渋沢は孔子の影響を強く受けており、特に『論語』という言行録から熱心に勉強していたそうです。

『論語と算盤』という書籍には、渋沢が生涯をとおして行った講演の内容をまとめられています。

近年は、大谷翔平選手がこの書籍から目標設定のヒントを得て、メジャーリーグ入りを果たしたことも有名です。

そんな、渋沢栄一の名言から、代表的なものをピックアップしてご紹介します。

 

  • 「論語とソロバンと言うかけ離れたものを、一つにすると言う事が最も重要なのだ。」
  • 「真の富とは、道徳に基づくものでなければ、決して永くは続かない。」
  • 「長所を発揮するように努力すれば、短所は自然に消滅する。」
  • 「社会のために尽くす者には、天もまた恵みを与えてくれる。」
  • 「数字算出の確固たる見通しと、裏付けのない事業は必ず失敗する。」
  • 「夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。成果なき者は幸福なし。ゆえに幸福を求むる者は、夢なかるべからず。」
  • 「入るを計りて、出(いず)るを節す。」

松下幸之助に学ぶ

続いて紹介するのは、松下幸之助です。

功績や知っておいていただきたい名言をご紹介します。

松下幸之助の略歴

松下幸之助は、1894年、和歌山県の資産家のもとに生まれました。

裕福な家庭で平穏に育ちましたが、4歳の時に父が米相場で大きな失敗をします。

家族は家と土地を手放すことになり、父は大阪へ出稼ぎに行くことになりました。

松下は父に呼ばれ、9歳の時に大阪へ丁稚奉公に行くことになりました。

大阪では、火鉢店、自転車店に奉公しています。

1910年には、大阪電灯に内線見習工として入社しました。

1918年には、23歳で松下電気器具製作所を創業しています。

1946年には、「反映によって平和と幸福を」というスローガンのもと、PHP研究所を創設しました。

1979年には、未来のリーダーを育成することを目的とした公益財団法人・松下政経塾を設立しています。

1987年には、それまでの功績が評価され、勲一等旭日桐花大綬章を拝受しました。

1989年、94歳でその生涯に幕を閉じています。

「経営の神様」と評価される所以

松下幸之助は、何よりも社員を大事にする経営を行っていた、と伝えられています。

「大事にすれば、社員は育つ」という理念を持って社員と接していたそうです。

松下電気器具製作所の創業当初はまだネームバリューがなかったことから、素行の悪い社員も多く入社していました。

松下はそのような社員にも手厚く対応していたそうです。

また、従業員に目標を与えることも重要視していたようです。

目標を持たせることで、従業員のパフォーマンスを向上させることを目指していました。

実際に、1940年からは毎年経営方針発表会を開催し、全社的に目標を共有しています。

松下幸之助の名言

「経営の神様」として評価される松下ですが、その人生は失敗が多かったようです。

しかし、松下は失敗のたびに這い上がってきました。

実際に、失敗しても再度挑戦するパワーをもらえるような名言を数多く残しています。

 

  • 「こけたら、立ちなはれ。」
  • 「人と比較をして劣っているといっても、決して恥ずることではない。
    けれども、去年の自分と今年の自分とを比較して、もしも今年が劣っているとしたら、それこそ恥ずべきことである。」
  • 「とにかく、考えてみることである。工夫をしてみることである。そして、やってみることである。失敗すればやり直せばいい。」
  • 「失敗の多くは、成功するまでに諦めてしまうところに、原因があるように思われる。最後の最後まで、諦めてはいけないのである。」
  • 「失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたい。」
  • 「失敗すればやり直せばいい。やり直してダメならもう一度工夫し、もう一度やり直せばいい。」
  • 「人は何度やりそこなっても、「もういっぺん」の勇気を失わなければ、必ずものになる。」
  • 「志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである。」

稲盛和夫に学ぶ

続いて、稲盛和夫の略歴、名言を紹介します。

稲盛和夫の略歴

稲盛和夫は、1932年の鹿児島県に生まれました。

1955年に鹿児島大学工学部を卒業し、松風工業に入社しています。

1959年には、資本金300万円で京都セラミック株式会社を設立しました。

現在は、名誉会長を務めています。

1984年には、第二電電企画株式会社を設立しました。

2000年にはDDI、KDD、IDOを合併し、KDDI株式会社を設立。

取締役名誉会長を経て、2001年以降は最高顧問を務めています。

2010年には、政府からの要請により、JALの会長として招き入れられました。

2015年からは名誉顧問を務めています。

「利他の心」

稲盛和夫は、「利他の心」という言葉を頻繁に口にしています。

「利他の心」とは、「他人のためになることをする心」ということ。

善行をするだけではなく、他人のためになることをする。

このことを、会社経営においても基本の理念として設定しているのです。

「利他の心」と相対するコンセプトとして、「利己の心」を挙げています。

自分のことだけを考える「利己の心」を行動原理にしていると、視野が狭くなりがちです。

また、人からの協力を得ることも難しいとしています。

対して、「利他の心」で物事を判断すると、周りの人が自然と協力するようになっていくと説いています。

仕事とは、同僚、顧客、取引先など、「他人」との接触の連続です。

そうした人々との接触において、稲盛が提言する「利他の心」を意識してみてはいかがでしょうか。

稲盛和夫の名言

稲盛和夫は、素朴ながら、経営や人間関係の構築に役立つ名言を数多く残しています。

代表的な名言をご紹介します。

 

  • 「人生とはその「今日一日」の積み重ね、「いま」の連続にほかなりません。」
  • 「集団、それはリーダーを映す鏡なのです。」
  • 「神が手を差し伸べたくなるぐらいにまでがんばれ。」
  • 「世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。
    あきらめた時が失敗である。」
  • 「現在の能力でできる、できないを判断してしまっては、新しいことや困難なことはいつまでたってもやりとげられません。」
  • 「今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる。」
  • 「瞬間、瞬間を完全燃焼すること。その点の連続が未来につながる。」
  • 「平凡なことを完璧にやり続けることで胆力がつく。」
  • 「常に明るさを失わず努力する人には、神はちゃんと未来を準備してくれます。」
  • 「安易に近道を選ばず、一歩一歩、一日一日を懸命、真剣、地道に積み重ねていく。夢を現実に変え、思いを成就させるのは、そういう非凡なる凡人なのです。」

まとめ

今回は日本の偉大な経営者のなかから、渋沢栄一、松下幸之助、稲盛和夫を取り上げ、それぞれの名言をご紹介しました。

今も語り継がれている名言には、その経営者の基本的なコンセプトが反映されています。

感銘を受けた言葉があれば、朝礼ネタにするだけではなくぜひ自分のビジネススタイルにも取り入れてください。

今後も、著名な経営者の名言をピックアップしていきますので、ぜひご注目ください。

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