
近年は、企業が保持している機密情報が流出するニュースが相次いでいます。
現在は、どの企業でも例外なく重要なデータを所持しているといえる時代です。
ニュースで聞くようなセキュリティ事故は、すべての企業にとって他人事ではありません。
「情報セキュリティとは?被害を防ぐための基礎知識①」に続き、この記事では、企業が実施すべき代表的な情報セキュリティ対策について解説します。
企業で実施すべき情報セキュリティ対策
企業で実施すべき情報セキュリティ対策として、以下のようなものが挙げられます。
ユーザー認証システムの導入
ユーザー認証は、ソフトウェアやシステムを利用できるユーザーかチェックを行う仕組みのことです。
アクセスの際にユーザー情報を求め、適合するユーザーにのみ利用を許可します。
利用するユーザー情報としては、以下のようなものが代表例です。
- ID/パスワード
- ICチップ
- 生体認証情報(指紋・声紋・虹彩)
認証システムには、認証強度の違いがあります。
以下の図を参考にして、自社に最適強度のシステムを選択しましょう。
セキュリティ運用
セキュリティ運用とは、すなわちセキュリティ対策を維持することを指します。
企業を狙うサイバー攻撃は日進月歩で新しい手口が生まれており、常に対策のアップデートが必要です。
また、システムやサーバーに、後から脆弱性が発見される場合もあります。
セキュリティ対策は一度実施して終わりではなく、運用していく意識が大切です。
ISMS認証の取得
ISMSとは、JIPDEC(日本情報処理開発協会)が定める情報セキュリティマネジメントの評価制度です。
審査でISMS認証基準を満たしているとみなされれば、認証が受けられます。
ISMSに準拠した情報の取り扱いを徹底することで、強固なセキュリティ体制を実現可能です。
また、ISMS認証の取得は「セキュリティ対策が万全な企業」という対外的なアピールにもなります。
クラウド化
企業のサーバー運用では、クラウド化がスタンダードになってきています。
従来は、自社に物理的なサーバーを設置するオンプレミスが主流でした。
情報を社外に出さないことからセキュリティ面で信頼されていたオンプレミスですが、実際には自社で十分なセキュリティ体制を実現できず、事故を起こすケースが相次いでいたのです。
近年は、クラウドサービスの提供事業者がセキュリティ体制に注力しているため、オンプレミスと比較して信頼性があります。
ISMSに準拠した情報の取り扱い
ISMSとは、JIPDEC(日本情報処理開発協会)が定める情報セキュリティマネジメントの評価制度です。
審査でISMS認証基準を満たしているとみなされれば、認証が受けられます。
ISMSに準拠した情報の取り扱いを徹底することで、強固なセキュリティ体制を実現可能です。
また、ISMS認証の取得は「セキュリティ対策が万全な企業」という対外的なアピールにもなります。
まとめ
企業に求められるセキュリティ対策の代表例について紹介しました。
近年は企業によるセキュリティ事故が多発しています。
今回ご紹介した対策を徹底することが大切です。
続く「情報セキュリティとは?被害を防ぐための基礎知識③個人編」では、個人のセキュリティ対策について解説します。
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