初めてお会いする人と交換することになる名刺。
もちろん、本人の印象が大切ですが、相手の手元に残ることになる名刺の印象も大切ですよね!
名刺と一口にいっても、その形や素材、色、そして表記されている内容はさまざまです。
名刺を作るときのヒントになるように、一般的なものから個性的なものまで、名刺の種類と表記内容のアイデアをご紹介します。
名刺の形
名刺の一般的な形は長方形ですが、それ以外にも実にさまざまな形の名刺があります。
個性的な形やちょっとした仕掛けのある名刺も含めてご紹介しましょう。
スタンダートな名刺の形とサイズ
日本で使われている一般的な名刺はサイズ55㎜×91㎜ の長方形です。
縦横どちらでも使うことができます。現在の日本では、横型の名刺が多いようです。
横型の方がレイアウトやデザインの自由度が高く、表記できる内容は多くなります。
縦型はスマートな印象を与えやすく、縦型に縦書きをすると風格のある印象を与えやすくなります。
柔らかい雰囲気の角丸加工
名刺の角を丸くカットした丸型加工は、柔らかい雰囲気になります。
角丸2㎜、3㎜、5㎜ と、カーブの角度を選択することもできます。
キザキザなどの周囲加工
名刺の周囲をギザギザ型やウェーブ型に加工した名刺です。
コースターのような円形
コースターのような円形の名刺はインパクト大ですが、渡す相手の名刺入れに収まらないというデメリットはあります。
型抜き(切り抜き)加工
ハート、スペード、ダイヤ、オーバル(だえん)、といった型をはじめ、
動物、人、ティーカップやワイングラス、カメラ、家、荷物タグ、車など、さまざまな切り抜きの名刺があります。
カフェ運営であればティーカップ、バー運営であればワイングラス、写真館であればカメラ、
ハウスメーカーであれば家、自動車販売であれば車といったように、事業と切り抜いた形を関連させて選ぶことが多いです。
社員一人ひとりがパズルのピース型の名刺を持っており、
全社員の名刺で1枚のパズルが完成するといった面白い仕掛けがあるものもあります。
型抜き(打ち抜き)加工
同じ型抜きでも、全体を切り抜いた加工と、中を打ち抜いた加工があります。
打ち抜き加工では、例えば細かく打ち抜いてレース型にしたり、星やハート、お花柄などで打ち抜いたデザインを入れることができます。
折りたたみ式
名刺が折りたたみ式になっていて、開くとさらに詳しい情報が書かれている名刺です。
内側に情報を載せられる分、表のデザインを思いっきり凝ったものにすることができますし、最大で倍の情報を記載することもできます。
表はパソコンのようなデザインになっていて、開くとパソコンのディスプレイとキーボード部分に情報が載っているものがあったり、開くとポップアップ式になっていたりするものもあります。
切り込みが入ったポップアップ式
渡すときには平面になっていますが、実は切り込みが入っていて、ポップアップができる名刺です。
会社のシンボルやキャラクター、本人の写真が立ち上がるデザインなどが人気です。
切り抜き&組み立て式
かなりの特殊名刺ですが、型に沿って切り抜いたものを組み立てることができる名刺です。
組み立てると人になったり、乗り物になったり、動物になったりします。
名刺の素材
名刺といえば紙でできているものが一般的ですが、実は紙以外にもさまざまな素材があります。
紙は紙でも少し特殊な紙からちょっとビックリな素材までご紹介しましょう。
特殊な紙
紙は本当に種類が多いですが、以下のような特殊用紙が名刺で使用するのに人気があります。
・和紙
・パール加工が施された紙
・メタリック加工が施された紙
・半透明の紙
・全体にエンボス加工が施された、ざらっとした質感の紙……など。
プラスチック
プラスチック型の名刺は目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
特殊素材の中では比較的多く利用されています。
プラスチックという素材を生かして、あえて透明なプラスチックをデザインに組み込むことも多いです。
木
紙、プラスチックと比較して価格はかなり上がりますが、木製の名刺を作ることも出来ます。
木製の名刺では情報を印刷するだけでなく、レーザーで彫り込むことも可能です。
黄銅(真鍮)やステンレスなどの金属
なんと、黄銅やステンレスなどの金属でできた名刺もあります。
当然、木製よりも更に価格が上がりますが(3,000円/1枚~ほど)、
かなり印象に残ることは間違いありません。
名刺の表記内容のアイデア
名刺は、見た目のインパクトだけでは、本来の目的を果たせません。
名刺に記載しておきたい基本的な内容やプラスアルファのアイデアをご紹介します。
横書き?縦書き?
横型名刺でも縦型名刺でも、まずは文字を横書きにするのか、縦書きにするのかを決めましょう。
とはいっても、会社のURLやメールアドレスを表記する場合がほとんどです。
名前などは縦書きでも、URLやメールアドレスは横書きになり、
名刺の90度回転させて確認する必要が出てきますので、基本的には横書きを採用することが多いです。
電話番号やメールアドレスといった情報は横書きにして、名前だけを縦書きにするという組み合わせパターンもあります。
これには、名前が印象に残りやすいという効果もあります。
名刺に記載すべき基本情報
印象に残るような内容を重視しすぎて、必要な情報が抜け落ちては元も子もありません。
まずは名刺に記載するべき基本情報から確認しましょう。
会社名・会社のロゴ
氏名
読み方を間違えないように、またグローバル化に対応するためにも、ローマ字を併記するのが一般的になっています。
所属部署や課名、グループ名
役職名や肩書
住所
電話番号・FAX番号・携帯番号
メールアドレス
コーポレートサイトのURL
営業時間や定休日(店舗名刺の場合)
お役立ち情報の記載
SNSアカウント
最近ではFacebook、Twitter、InstagramなどのSNSアカウントを運営している企業も多くなってきています。
HPよりも頻繁に更新されていることもありますので、記載しておくことでより多くの情報を伝えることができます。
QRコード
HPのURLを記載していても、スマートフォンなどで確認するには、わざわざURLを入力しなければなりません。
しかしQRコードを掲載しておけばスマートフォンで読み込むだけで簡単にアクセスできます。
HPに限らず、地図やSNSアカウントにつながるQRコードにしても良いですね。
地図(アクセス情報)
来社(来店)していただく機会が多い場合は、住所に加えて地図や補足のアクセス情報を記載すると役に立ちます。
前述の通り、周辺地図につながるQRコードを記載しても良いでしょう。
事業内容(業務内容)
事業内容が分かりにくい場合や多岐に渡る場合などは、事業内容について分かりやすく記載しておくことで、
相手にどんな仕事を依頼できる会社(人)なのか、理解してもらいやすくなります。
特殊な商品を扱っている場合は、商品の写真を載せておくと分かりやすいのでオススメです。
保有資格
保有資格を記載することで信頼を得ることができ、今後のビジネスにつながる可能性もあります。
仮に同様の能力を持つ方同士であっても、保有資格をアピールすることで
取引先に対して、他社営業より一歩リードすることができるかもしれません。
実績
企業のこれまでの実績や、フリーのデザイナーやカメラマンなどであれば個人の実績を記載することで、
信頼を得る一つのきっかけになります。
顔を覚えてもらうための情報
写真
顔を覚えてもらうためには、写真を載せておくのが効果的です。
人によって使い分けたい時は、写真のシールを貼り付けても良いでしょう。
似顔絵
写真はちょっと恥ずかしいという人や、インパクトを狙いたいという人は、似顔絵を載せるというのも一つの方法です。
似ていても、似ていなくても、アイスブレイクの会話としてはかなり役に立ちそうです。
自分自身を知ってもらうための情報
自分自身を知ってもらうための情報は、相手との距離を近づけるのに役立ちます。
共通点などが見つかった場合は特に、話が盛り上がりますよ。
趣味や特技
同じ趣味があると、アイスブレイクにとても有効です。
読書や映画鑑賞が趣味であれば、お勧めを教え合うことで盛り上がるかもしれません。
ただし、人によって好き嫌いのある趣味や
贔屓チームの応援が過激なスポーツを記載する場合は注意が必要です。
出身地
出身地が同じであったり、近かったりすると、一気に親近感が湧くものです。
家族構成
家族構成がわかると、その人のプライベートの生活がイメージしやすくなります。
同じような家族構成であれば、よくある悩みなどの話で盛り上がれますし、アドバイスをもらえることもあるでしょう。
座右の銘・好きな言葉
座右の銘や好きな言葉には、その人の人となりが表れることが多いです。
キャッチコピー
自分自身を現したキャッチコピーを記載すれば、インパクトもあり、覚えてもらいやすくなります。
最後に
名刺は、会社について、そしてあなた自身について知ってもらうための大切なツールです。
名刺の内容によって、その日の商談の進み方が変わることもありますし、ビジネスチャンスをつかむきっかけになることもあります。
インパクトのある名刺は、相手の記憶に残り、何かのタイミングで思い出してもらえる可能性も高まるでしょう。
デザインだけではなく、名刺自体の形や素材、そして記載する内容にもこだわってみてはいかがでしょうか?
ただし一部の業界を除いては、あまりに奇抜な名刺はマイナスの印象になることもあるので、注意してくださいね。
関連ブログ
おすすめ資料ランキング
【著者・監修者企業】
弊社はパソコン周り、オフィス環境、法律の改正、コスト削減など、ビジネスに関わるお困りごとの解決策を提供する当サイト「ビジ助channel」を運営しています。
資格
一般建設業 東京都知事許可(電気通信工事業):(般-4)第148417号
古物商 東京都公安委員会許可(事務機器商):第304361804342号
労働者派遣事業 厚生労働省許可:派13-316331
小売電気事業者 経済産業省登録:A0689
電気通信事業者 総務省届出:A-29-16266
媒介等業務受託者 総務省届出:C1905391
関連SNS
- トータルサポート
-
-
- オフィス環境
-
-
- 目的別で探す
- ネットワーク環境
-
-
- 環境サービス
-
-
- 目的別で探す
- Webプロモーション
-
-
- 3Dソリューション
-
-