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お役立ち記事

2018-06-16 11:00:20

究極のコーチングで部下の考える力がつく!

究極のコーチングで部下の考える力がつく!

『もっと考えて仕事をしろ!』、『なんでもう少し考えないの?』社長や上司が部下にいつも言っているセリフです。
今回のテーマは『部下の考える力をつける』です。

部下の考える力をつけるために、ロジカルシンキング研修への参加、本の購読、『もう少し深く考えなさい』等の日々の部下指導、社長は様々な施策を実行していると思います。
その施策の効果はいかがでしょうか?
期待通りの効果がでていない社長には、究極のコーチングを紹介します。
習得に何十時間もかかるようなノウハウの伝承ではなく、実行が極めて簡単なシンプルなしかけの紹介です。

部下が質問をしてきたときの対応

部下が質問をしてきたとき、社長や上司はどのように対応されていますか?

部下の質問にちゃんと答えているよ、という方は注意が必要です。
その対応が、部下の考える力が育つチャンスを奪ってしまうからです。

質問したら必ず上司が答えを教えてくれるとなったら、部下はどうなってしまうでしょうか?・・・
「わからないことは上司が教えてくれる。だから自分で考える必要がない。」そのような思いになってしまいます。

私の指導経験では、上司が部下の質問に答えることを6ヵ月続けると部下は思考停止になり自分で考えることをしなくなります。
これはとても恐ろしい事態です。

究極のコーチング

部下が思考停止状態にならないために、社長や上司に使っていただきたいのが究極のコーチングを実践するためのシンプルなしかけ「○○さんは、どう思うの?」というセリフです。

コーチングとは、シンプルにいうと質問をして答えを引き出す指導方法ですが、部下が質問してきたときに『○○さんは、どう思うの?』と切り返すだけで、そのコーチングができてしまうんです。

これをやられると部下は自分で答えを考えざるを得ません。
その結果、自然と部下に考える力がついていきます。
もちろん、1回の質問だけで部下の考える力がつくことはないですが、毎日、毎回部下からの質問に上司が『○○さんは、どう思うの?』と切り返すことで、部下はその都度考える力をつける訓練ができ、しばらくすると自分で考える力が身についてきます。

次に『○○さんは、どう思うの?』に対しての部下の反応別の対応を紹介します。

①部下が『わかりません』と言ってきた場合

良くあるパターンですが、この場合は『時間をあげるのでじっくり考え、答えを紙に書いてきなさい』と対応してください。
時間を与えて紙に書かせることで、部下も考えざるをえなくなります。
古来より「考えることは書くこと」といわれるように、書かせることで部下も考えることができます。

②部下の答えが間違っている場合

『そうじゃないだろう!』、『いや、それはちがうよ!』と言った対応はやめましょう。
次から、部下が答えを言いにくくなります。

この場合は、『そのこころは?』と切り返すことで、部下に発言の理由を考えさせてくいださい。
それでもダメな場合はヒントを与え、さらに考えさせてください。
部下の答えが間違っていると思わず『ちがうだろ!』と言いたくなりますが、それでは部下は上司に考えや意見を言いづらくなります。
『そのこころは?』で部下の答えの理由を聴くと腹も立たなくなり『ちがう!』と言わなくなる効果も出ます。

③答えが出てこない場合

この場合はとにかく我慢です。黙ってじっと部下の答えを待ってください。
考えるのに時間がかかる部下もいます。

しばらくしたら部下は間違っている答えかもしれませんが、自分の答えを言い始めます。

ぜひご活用ください!

白潟総合研究所株式会社/代表取締役社長
白潟 敏朗 -Toshiro Shiragata-

トーマツイノベーション株式会社 前社長
11万を突破した【上司のすごいしかけ】著者

プロフィール

1964年神奈川生まれ。埼玉大学経済学部経営学科を卒業し、IT会社を経て1990年に監査法人トーマツのマネジメント・コンサルティング部門に入社。経営、戦略、業務、IPOのコンサルティングを経験。
1998年からISOコンサルティング会社・審査会社を立上げ3,000社以上を支援。
2006年にトーマツ・イノベーションを設立、代表取締役社長に就任し、7,800社のお客様に入会頂いた定額制研修イノベーションクラブにて中小企業の人材育成にイノベーションをおこした。
2014年に独立し現在に至る。

コンサルティング実績

26年間、製造・建設・サービス・商社・小売・外食・IT業界にて、攻め(売上アップ)・守り(コストダウン)・組織の活性化・経営管理のコンサルティングを1万社以上経験。

セミナー・研修講師実績

23年間、5万人以上の社長・幹部・管理職に対してリーダーシップ・マネジメント研修等を実施。

著書

「上司のすごいしかけ(11万部)」、「デキる上司(6万部)」、「仕事の5力(12万部)」をはじめ、43冊の著書を出版、累計で94万部を突破している。

「経営百科事典」
http://www.ssoken.co.jp/m_cart_top.php

オフィシャルサイト
http://www.ssoken.co.jp/index.html

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